
2023年10月刊行『マン・レイ・イストの京都日記』表紙カバー(後方修正印刷)
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銀紙書房の本造りで苦労するのは写真印刷。大量印字とインキ消費については対応できるものの、ズレ(縦線)やヘッド汚れには「やってみなければ分からない」要素が多く、ストレスがたまる。上掲した2023年刊本の場合は、用紙と機械の相性が悪く、及第点を出せないまま読者にお送りしてしまった(ゴメンナサイ)。それまでの機種では完璧に美しく印刷できていたのに、EPSON PX-105への機種変更の不調が解決しない、原因と解決策が見付からなかったのです。筆者の手許に残る一冊(限定番号1番)も、印刷が汚いので、取り出すたびに嫌な気分になっていた。
先日、後継機種EPSON PX-S505での印刷結果を報告し解決したと思っていたところ、必要があり改めて印刷したところ、及第点がとれないのです。銀紙書房の限界と諦めかけておりました……
それで用紙・キュリアスIRパール 103kgに印刷する場合の備忘録
(1) キュリアスIRは平和紙業の製品で、両面印刷可、柔らかな虹色を持つ両面パール紙、銀紙書房ではパール色を2005年から使用、2023年頃に生産終了の情報が入ったので、生涯使用量を確保。
(2) EPSON PX-S505のインクは「69(砂時計)」で、印刷設定── 用紙: EPSON 写真用紙クリスピア 品質:高精細。
(3) 用紙の印刷面(写真部分を重点的)に、クロス布で強くから拭き(方向注意)、── これ、戦前芸術写真の「雑巾がけ」ではありませんか。
✱ 下掲(右)は雑巾がけで格段に良くなった表紙。イノダコーヒの中庭に日が差し込んだ雰囲気、なんとか表現できました。
