児玉画廊(江戸堀コダマビル) 建築京都番外

3月某日、江戸堀のKouichi Fine Artsで奥田善巳さんの80年代油彩を拝見した後、肥後橋筋を超え、懐かしい児玉画廊(江戸堀コダマビル)跡へ。1987年10月の開廊記念展は『マン・レイ展』で、イタリアから招来されたオブジェの優品が沢山展示された。小生はディレクターの加藤義夫さんのお世話になった。ダダ、シュルレアリスムからネオダダ、アルテ・ポーヴェラ、日本の現代美術も含め、興味深い展示が続き眼福だった。1997年に閉廊されたが、関西の美術関係者、文化人のサロンのような雰囲気だったと記憶する。オーナーの児玉竹之助氏にも紹介された。それから40年程になりましょうか……

 建物は1935年竣工で、鉄筋コンクノート造地上3階地下1階建、建築面積111㎡、塔屋付。山中茂一設計、岡本工務店建築。同ビルのHPには「岡本工務店は、ウィリアム・メレス・ヴォーリズの作品を数多く手がけていたことから、外観にはヴォーリズが得意としたスパニッシュ様式の影響が見て取れます」とある。ここは綿布商として大成した児玉竹次郎氏の本宅。竹之助氏は孫にあたる。2007年国登録有形文化財。

 


画廊時代の様子などは、ときの忘れもののブログに寄稿した(2015.3.5)。