28日(火) コッツウォルズ─ 1

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昼食後、バス移動約2時間(126km)で「羊の丘」を意味するコッツウォルズ地方の人気スポット、バートン・オン・ザ・ウォーターへ。お天気が良くて川遊びの子供たちも楽しそう、周りの観光客のみなさん、外人はソフトクリーム、ナメナメが好きですな。ブラブラ、見るだけのショッピングでも、家人はちょっと買い物。小生も本用のイメージを幾枚かパチリ、石灰岩を積み上げた町並みは黄色みをおびて、よろしおす。

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28日(火) ウェッジウッド

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高級陶磁器メーカー、ウエッジウッドの本社工場があるストーク・オン・トレンドまでは185km、およそ3時間のバス移動。一昨日に乗ったルートM6を戻る行程でマンチェスターを超えバーミンガムの手前にある。わたしの個人的な好みの範疇とは異なるけれど、広大な敷地に同社の博物館も併設されており、ツアーの中にはたくさんの買い物をされていた方もいらして、好きな人にはこたえられない空間だと思った。---ツアーの副題に「絵のような風景とアフタヌーンティーを楽しむ」とあるほどだし、同社の食器を使った三段セット、見事です---と、ファンは興奮されていました。

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アフタヌーンティーは下段のサンドイッチからとるのが一般的らしく、みなさん楽しんでおられます、紅茶のおかわり、小生は三杯。ショップの新作は東洋趣味の物が多い印象、なにか一点購入と検討しましたが、拙宅には合いませんね、頻繁に走る本社横の列車が気になっていけません。

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ウエッジウッド・ドライブ

 

27日(月) 湖水地方─ 9

f:id:manrayist:20190604142653j:plain早い時間にホテルへ戻れたのでアルコールが入る前に、昨日、シェイクスピア生家横の土産物店で求めた絵葉書幾枚かに簡単な便り。「終わりよければすべて良し」はTさん、「ロメオかジュリエット」はKさん、「シェイクスピアの肖像」はRさん、それから、これは、誰に出そうかと、絵柄と人物を結び付ける。家人も何枚か書いている。ホークスヘッドの郵便局で日本までの切手を買ったら一枚1.35ポンド、エリザベス女王の横顔をナメナメではなくて、これはシールになっております。ホテル前のポストから投函したところ本日の回収は午後4時45分に終わっていた。なので葉書達は明日までポスト内で待機、日本までは、およそ一週間といったところだろうか。

 

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27日(月) 湖水地方─ 8

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遊覧船から保存鉄道への乗り換えは、わたしにとって今回一番の楽しみ。イギリスの蒸気機関車の手入れの良さは涙もの。ハバースウエスト鉄道は1850-60年代の産業革命最盛期に石炭や鉄鉱石などを北部の重工業地帯へ輸送していた会社が起こりだが、早い段階でウィンダミア湖への観光需要を見越して支線を整備していたと云う。しかし、貨物輸送が主力のまま大戦期をむかえ、車による輸送手段の変更からしだいに経営難となり1960年代には存続が危ぶまれ(最終運行1967年)たが、二人の熱心な映画カメラマンによって蒸気機関車を走らせる観光鉄道として1973年5月2日に運転を再開している。わたしたちの客車を逆行牽引したのは1951年製の「ビクター」(車番2996)、この鉄道に来る前はバーミンガムの工場などでも使用されていたと云う。個人が購入した蒸気機関車なのだから、鉄道ファンと云ってもスケールが違いますな。

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 ハーバーウェイト駅まではおよそ20分の楽しみ、到着後、牽引入れ替えを陸橋に上がってパチリ、二台のカメラを使い分けながら血が騒ぎます。構内には姉妹機の「リーズ」(車番3968)と1911年製の「キルマノック」(車番1245)。後車は整備された後、2004年から運用が開始され、現在では機関車トーマス風のブルー塗装から1947年まで可動していた機関車番号14号がふられている。こちらの方が好みだけど。

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27日(月) 湖水地方─ 7

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ウィンダミア湖の北側を、先程とは反対に東へ向かい対岸の船着き場があるボウネスへ。ガイドさんに連れられて「ピーターラビットと友達」なるギフトショップを探索。この店の方がヒルトップより品物が豊富ですな、小生も可愛いウサちゃんを買いました。バニーガールではありません(笑)。

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丘の上は晴れていましたが、コロコロ変わるイギリス、曇のち雨のち晴れ、予想は無意味です。遊覧船に乗ってしばらくすると雨が降り出しました。〇〇の人たちも一緒なので船内は混乱しています。

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27日(月) 湖水地方─ 6

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さて、昼食はニア・ソリー村のポター家の隣、タワーバンクアームスと云う古いパブ。『あひるのジマイマのおはなし』に登場するそうで、暖炉には薪が焚べられています。ここはギネスを一杯、濃いですな。

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タワーバンクアームスの全景

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メレンゲも美味しいですよ。

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27日(月) 湖水地方─ 5

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絵本『ピーター・ラビット』の作者ビアトリクス・ポター(1866-1943)の家を訪ねる。絵本のページと現実の場がリンクして説明されている。彼女の油彩や遺品、「遊び相手の少ない孤独な家庭環境」はヴィクトリア時代のお金持ちの生活では一般的だそうだが、観察力と絵心、文章能力に秀でた人の創作活動が世界中の子どもたちに幸せをプレゼントした。小生は子どもたちに読んだ絵本の世界を守っているナショナルトラストの運動が気にかかる。マイノリテイー故の悲しい生活と自我を獲得する道のりで生まれたマン・レイ世界に親近感を持つ身には、花々が咲き乱れ、ピータがピョンピョン跳ねてきそうな予感のヒル・トップは眩しい。家人は好きなようだが、やはり、売店に向かっております。

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『木のある荒れ地の風景』油彩 by ビアトリクス・ポター。右下のプレートに「1892-1918」 とあるのは、長く手を入れていたと云う説明だろうか。晩年の彼女は眼を悪くし農業に専念したとも聞く。

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27日(月) 湖水地方─ 4

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ウィンダミア湖の北側を迂回しホークスヘッドの街に出る。ロマン派詩人ウィリアム・ワーズワースに関係する静かなところ。詩人も学んだ1585年開校のホークスヘッド文法学校(1909年閉鎖、現在は博物館)から聖ミカエルと諸天使教会へと散策。

 

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イギリスの国会遺産に登録されている英国国教会の教区教会「聖ミカエルと諸天使教会」。礼拝堂は12世紀には現存する規模に達していたと云う。

 

 

27日(月) 湖水地方─ 3

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8:25 プレストン発ウィンダミア行き デーゼルカー

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出発迄の時間に、近くをブラパチ。グーグル・マップで見当を付けていた北部鉄道のケンダル駅へ上がる。一時間に一本程度の運行だろうから、まあ、駅の様子でもと思っていたら、丁度、158系タイプの旅客用デーゼルカーが入線してきた。車番158787は1989-92年の製造。イギリス国鉄の民営化、続いてのフランチャイズ化についての知識はないが、移動の間にも多くの線路を見たりして、さすがに鉄道の発祥地、豊かな歴史があって、鉄道ファンの旅も良い選択肢になりそう(家人に叱られます)。

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ケンダル駅は1846年9月に開通した路線の一次停留所、石造りの駅舎は残っているが現在は使われていない。ここは北部鉄道でもランカスターからウィンダミア(湖)に抜ける支線にあたる駅なのだろうか? と帰国してからネットで調べております。

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27日(月) 湖水地方─ 2

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6:39

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旅行者の朝は早い(時間がもったいないと思うのですな)。食堂の前に皆さん待機されておられます。そしい、鴨や白鳥を見ながら軽く朝食を頂く。石灰岩の灰色と丘の緑、店舗の赤や青のペイントが気持ち良い。

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26日(日) 湖水地方─ 1

 

 

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バーミンガムマンチェスターと超え、ルートM6かと思うが春先に刈られた羊毛の番号を見ながら湖水地方の要所ケンダルまでおよそ4時間、300kmを移動。5時半、ケント川沿いのリバーサイドホテルに到着。

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こちらではバーカウンターで飲み物を注文し、食事のテーブルまで自ら運ぶスタイル。ビールはすぐに呑みたいのに、おあずけになっております。ここでも白身のさかな、プレート毎に大きさマチマチでみなさん一喜一憂。小生は心がけがよろしいので手頃なサイズです(笑)。

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26日(日) シェイクスピアの街─ 6

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ツァー最初の食事を街の近くの「古い路面電車」で頂く。ストラトフォード・アポン・エイヴォンと電車の関係は連想しにくいが、1826年9月に同地から農村地帯へ石炭を輸送するために開通させた馬車鉄道との事で、鉄道にともなう旅館、パブで始まった店なので趣があり、鉄道ファンとしては、ちょっとうれしい。ローストビーフとヨークシャープディングを食したのだが、わずか12人へのサービスであるのに、料理はてんでバラバラ、大きさや焼き加減、取り分けが雑なのです。まあ、美味しいし、ビールを飲んでいますので笑い話ですが、ヨークシヤープデイングと云うのは、ソースをからめるための「ふ」ですな(違うか)。

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26日(日) シェイクスピアの街─ 5

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自由時間に昨夕の散歩で気になった新刊書店ウォーターストーンズを覗く。1982年創業の高級書店チェーンでイギリスを中心として近隣諸国におよそ280店舗以上を展開し、独自のネットショップを構築。近年は合併、統合など資本の流れに翻弄されているらしいが、旅行の前にグーグルで所在を確かめ自由時間に突撃できるかと、「マン・レイ」の検索も済ませていた。もちろん、新刊ばかりなのだが、実際に手にして良ければ購入なんて気もあった訳。これは実現しませんでした。判っているのですが--- ネットで見るとすべて取り寄せ、1週間・2週間、これでは、どうにもなりません。店舗2階にはリー・ミラーの研究書もあったのですが。

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気になる場合は、検索されたし→

www.waterstones.com

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家人は甘いもの、美味しいもの、可愛らしいものを探索。相談されてもわたしには判りません(ハハ)。

 

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