祇園祭 龍頭

四条通烏丸東入ルの大丸百貨店ウィンドーディスプレー 7月1日から17日 --- 凱旋船鉾の舳先を飾る龍頭は、1800年頃の松村呉春下絵を元に復元。1864年に焼失したものが2016年瀧尾神社(東山区)の寄進により復元新調され、さらに漆箔が施され光輝く姿となった。…

北観音山 楊柳観音

楊柳観音(木彫金箔置) 韋駄天(木造彩色) 後懸 胴懸 --- 晴天に恵まれ三年ぶりの巡行が滞りなく行われた(猛暑で倒れそうだったけど)。 無名舎・吉田家住宅の室礼を拝見しながら、光の差し込む角度は、一年に一度、この時のみの趣と改めて感じた。ご当主は明年…

南観音山

前懸 胴懸 後懸など 出立前に石持の化粧、和紙を貼っているのかしら。 新町通三条交差点 暑くなりますよ……

凱旋船鉾

新町通四条下ル 24日 06:44 松田元によると、かっての後祭籤とらずは、先頭を行く橋弁慶山、しんがりの凱旋船鉾、その前が鷹山で、北観音山と南観音山は隔年交換で片方が参加し、毎年順列は変わっていたと云う。明年からはどのようになるのだろうか。(尚、明…

役行者山

役行者山 室町通三条上ル --- 保存会のサイトによると、「役行者山は応仁の乱以前からの舁山で御神体は修験道の開祖役小角(えんのおずぬ)、尊称神変大菩薩役行者(しんぺんだいぼさつえんのぎょうじゃ)と一言主神(ひとことぬしのかみ)と葛城神(かつらぎのかみ…

八幡山

新町通三条下ル 20日 16:53 八幡さまの起こりは豊前の国(現在の大分県宇佐)。武将の神様、戦の神様、勝負の神様、さらに、火の神様、水の神様、母子の神様として慕われ、街々に祀られるようになったと云う。総金箔の小祠には運慶作の応神天皇騎馬像をお祀り…

浄妙山 筒井浄妙 vs 一来法師

山建て 六角通烏丸西入ル --- 平家物語宇治川の「橋合戦」に由来し、人形の上にさらに人形を乗せる。松田元は「山鉾中その構想の奇想天外なことは随一」と指摘、 一来法師 三井寺乗円坊の阿闍梨慶秀に仕えた大刀機敏な男、浄妙坊を飛び越え一番乗りをはたす…

黒主山

黒主山 室町通三条下ル --- 大伴黒主は伝説的な人物、六歌仙の一人。松田元は『祇園祭細見』で古今集にある「春雨のふるは涙かさくら花、ちるをおしまぬ人しなければ」を紹介し、人形には「寛政元年五月辻又七郎狛元澄作」の銘があるそうだ。さらに松田は人…

鯉山 長編叙事詩「イーリアス」

鯉山 室町通六角下ル --- 毎年、このベルギー製タピストリー(16-17世紀)を拝見しないことには気が済まない。ホント。頂いたチラシによると「伊達政宗の命を受け慶長遣欧使節としてヨーロッパに渡った志倉常長がローマ法王に謁見した際に贈られた5枚の中の1枚…

橋弁慶山

橋弁慶山 蛸薬師通烏丸西入ル --- 後祭巡行でくじ取らずの第一番。もちろん五条橋での武蔵坊弁慶と牛若丸の出会い、「二人は名乗り合い主従の縁を結んだ」と云う。牛若丸人形の頭と両手は檜材胡粉彩色、頭髪黒塗艶出、八文字眉。左の弁慶人形の頭も檜材で銅…

鷹山・巡行-4

真松にとまる雉は、仏師・佐川俊夫(桐塑人形の人間国宝・林駒夫監修)による 見送り 『鷹之図(染彩猛禽之図)』皆川月華 1986年寄進 --- 沿道の観客はおよそ35,000人

鷹山・巡行-3 辻回し

08:55 三条通新町角 --- 200年前の巡行コースを知らないが、江戸時代から続く伝統的な後祭巡行は烏丸三条から寺町通を経て四条烏丸までだったと云う(1955年までも同様)。とすれば三条通りに建てられる鷹山は、正面から真っ直ぐ東に向う訳で、くじとらずの大…

鷹山・巡行-2

07:39 --- 08:35 エンヤラヤー 出発して東に進み、室町通角で戻り、ご町内から新町通りの辻回しへ。

鷹山・巡行-1

07:07 正面に御神体(鷹遣い)がお出でになられる。 裾幕は京都市立芸術大学の学生・小山内瑞恵らがデザイン「鷹狩を意識し、草原での鷹狩の様子を感じ取れるように、風にゆれる草のモチーフを取り入れた」とのこと。 07:37 記念写真 --- 曳手の皆さんから、カ…

鷹山・宵山飾り

三条通室町西入ル 中納言平卿(左手に鷹右手に餌飼を持つ、源頼朝とも在原行平ともいわれる) 樽負い(樽を背負い両手に粽を持つ) 巡行では後方西面に座する 犬遣い(右手に白黒斑の犬を率いる) いよいよですね。

北観音山

北観音山 新町通六角下ル

鷹山・復活

・ 鷹山 三條通室町西入ル 2022.7.20 13:00 --- 196年ぶりに巡行復帰。「懸装品などが整うのに後、50年はかかります」と代表の方が言っておられた。先は長いが楽しみです。 胴懸 柘榴蓮植物文様絨毯(子孫繁栄) 蟹文様絨毯(水神) 「手紡ぎ・草木染め」イラ…

祇園祭・胴懸

函谷鉾 左から玉取獅子、華文唐模様ペルシャ産、李朝十七世紀朝鮮段通、 月鉾 前懸: 十八世紀東ペルシャ産メダリオン(円形模様)段通、右側胴懸: 十七世紀ペルシャ産段通 菊水鉾 後懸: 布袋 右面胴懸: 毘沙門天弁天 岩戸山 花模様段通ペルシャ・アゼルバイジ…

祇園祭・放下鉾

子結棚町会所(放下鉾) 京都市登録有形文化財 天井幕 四季草華図(原画・柴田是真) --- ● 朝8時、蝉が鳴いている。曇り空、テレビで巡行観覧の予定、粽を飾るのは、そのあとになりますな。── 今年もネット購入、控えには「向暑のみぎり長刀鉾のご縁をもちまし…

祇園祭・長刀鉾、菊水鉾

長刀鉾 四条通烏丸東入ル --- 人混みでギャラリースコープが使えなくても、小鍛冶宗近神剣鍛造像を拝見しないと、お祭りの気分がでません。── iPhoneパチリはさすがの描写力、これではデジカメの低迷もしかたおへん。 先日、テレビの再放送で長刀鉾の胴懸(梅…

祇園祭・宵山

--- お天気いまひとつ、夕方は無理かと午前中に健康散歩、コロナ禍対策で気楽な会所見学できなくなりました。 太子山 油小路通仏光寺下ル --- 霰天神山 錦小路通室町西入ル --- 山伏山 室町通蛸薬師下ル 写真は正面水引(左)雲中龍、刺繍中国伝来 --- 占出山 …

鉾建て・船鉾-2

2022.7.13 13:32 船鉾 --- 2022.7.13 16:36 鴨川・二条大橋 --- 図書館で調べものをするも成果なし。ルパンのところで世間話。映画『ひとで』つながりで面白い話をいくつか聞いた。忘れないようにメモをとる。

胴懸・菊水鉾

2022.7.12 14:22 菊水鉾 室町通四条上ル

曳き初め

2022.7.12 14:15 函谷鉾 四条通室町角 ---- 2022.7.12 14:15 鶏鉾 室町通四条下ル ---- 2022.7.12 14:46 長刀鉾 四条通西方に(右)函谷鉾 (左)月鉾

鉾建て・放下鉾

2022.7.12 14:26 放下鉾 新町通四条上ル

鉾建て・船鉾

2022.7.12 14:07 船鉾 新町通綾小路下ル ---

2日 くじ取り式・鯉山

京都文化博物館 展示 --- 京都に来た年(1972)から「鯉山」を気に入ったのは「難関を突破して立身」したかったのですな。ほんと、世俗的な我が身にあきれます。重要文化財に指定されているベルギー製のタピストリーに見とれますが、山の飾りである木彫の鯉も…

祇園祭・吉符入り

14.1 × 9.1 cm 長刀鉾 --- この夏の祇園祭は、三年ぶりの山鉾巡行、神輿渡御、宵山開催と予定され、本来の疫病退散の神事に我々も親しく参加できる様子となった。今年は特に約190年もの間、居祭りを続けてこられた後祭の曳山である「鷹山」が巡行に参加され…

屏風祭 at 吉田家住宅

新町通六角下ル --- 毎年、吉田孝次郎氏の趣向を凝らした室礼を楽しませてもらえる幸せに感謝。今年は子供の浴衣のモダンぶりが際立ち、神輿渡御に奉仕される三若組とは良いですな。檜扇が整い祭り気分が盛り上がります。巡行は行われないけど、コンチキチン…

北観音山

北観音山も御神体は楊柳観音、脇侍を韋駄天とする曳山。上り観音山とも称し、文和二年(1353)にはあったとされる。江戸時代までは南観音山と隔年交換で巡行。元治の大火以降は囃子を持つ曳山として後祭巡行の先頭を務める。 --- 7月19日(月) --- 7月21日(水) …