南仏紀行-38 『青い言葉と黒い文字』から15年

最終日の朝も不思議な青と共に微睡んでいる。二〇七号室の小さな窓からガラス越しに外の 写真を撮る。毎朝、部屋から見える景色を記録しておこうとカンヌのホリディ・イン・ガーデンコートから実行していたのだ。どんな写りになっているかは、帰国してからで…

南仏紀行-37 スキポール空港

2006年3月11日(土) あきらめてゲートを進むと、透明チューブの先にKLMの小型機が待機している。ちょっとSFの世界だと写真をパチリ。離陸は一〇時三四分、オランダのスキポール空港には十一時二四分に到着した。九日前にこの飛行場から欧州が始まった。…

南仏紀行-36 サン・ジェルマン・デ・プレ教会

・ 気が付くと約束の時間を過ぎている。ルネス通りとサン・ジェルマン大通りとの角にあるスーパー・モノプリへと横断歩道を渡ろうとしたら、わたしに気が付いてTとKが手を振ってくれる。「お母さんは中に居るけど、わたし達はちょっとお店を見てくる」と街…

南仏紀行-35 サン・シュルピス教会

ボナパルト通りに落ちる雨は強く、傘をさして歩く。結局、ピカ一のマン・レイを見付ける事は出来なかった。(152頁) ---

マン・レイ受容史 テキスト初稿終わる。

終日の降雨、マン・レイの『受容史』本文75,000字で100年を遡りました。書いてみると、受容史のテーマを「正しく」反映させるのは、架蔵資料リストの方だと実感。これから、リストの校正にかかります。

健康散歩

5月22日 6,626歩 およそ一時間のブラブラ・パチリ。気楽な毎日ですな。 5月23日 6,931歩 5月26日 7,105歩

『さまよえる絵筆』展 at 京都文化博物館

『さまよえる絵筆 ── 東京・京都 戦時下の前衛画家たち』at 京都文化博物館 3階展示室 2021年6月5日(土)〜7月25日(日) --- 京都と東京の二つの美術館で準備された展覧会『さまよえる絵筆』展は、残念なことに先発の板橋区立美術館での展示が、コロナ禍自粛の…

『父の道具展』at ブックス・ヘリング

林哲夫画伯の父君丹精の品[展示即売]とインスタレーション・コラージュの作品展 13日(日)まで、会場は岡崎通平安神宮東のブックス・ヘリング二階。 --- 氏のブログdaily-sumus2にリンクを貼るのが一番ですな。オブジェには物語が似合うと思うのよね。 --- カ…

南仏紀行-34 ギャラリー1900-2000

河岸から離れボナパルト通りを戻ると、ギャラリー一九〇〇--二〇〇〇は右手側ですぐに見つかった。ハンス・ベルメールの小展示をしているではないか。これは良いぞとうきうき。ポンピドゥー・センターでの展覧会と連動しているのだね。(149頁) フランスでは…

南仏紀行-33 アラントン書店

マラケ河岸に出て造幣局、フランス学士院を通りすぎアラントンの店へ。ここの扉もロックされている。しばらくして開けてくれたので「マン・レイのカタログが有りますか」と尋ねた。豪華本の類について発言したら良かったのかもしれないが、どうも、勢いが失…

南仏紀行-32 マリオン・メイエ画廊

マン・レイのアトリエを訪問した時に薔薇の花束を作ってもらった店は、この辺りだったなとブラブラ歩く。(147頁) --- 随分と歩いてからギャルリー・マリオン・メイエを発見。外壁の塗装や正面のロゴ、入口上部の装飾等は変わっているようだ。あの時には、こ…

南仏紀行-31 ニケーズ書店

限られた時間で効率良く捜すのは難しい。偶然が作用する部分も多いだろう。それからセーヌ 通りを左に折れてサンジエルマン大通りへ。前述したホテル・マディソンの隣りにあるニケーズを覗く。この店はシュルレアリスム関係に強いと評判だったが代替わりをし…

輸入取止め・国際郵便

パリ・京都往復ご苦労さま。 国際書留郵便 小型包装物 内容: 書籍 贈り物 --- 3月8日に航空便で送ったスモールパケットが、「あて所に尋ねあたらず」と記されて京都まで戻ってきた。コロナ禍の影響を受け海外便の取扱が悲惨な状態になって久しかったのだが、…

紫陽花

昨日はよく降りましたな--- 夕方 健康散歩 5,009歩。 雨で少なめです。

夏越の祓『みなづき』by 仙太郎

シニア二人の我が家では、仙太郎の甘い物をよく求める。6月は『みなづき』、お店では白、黒、抹茶 の三種類。それぞれういろう、黒糖、抹茶の生地に小豆かのこをのせて蒸し上げるそうで、三角の形は氷室の氷の結晶だそうです。小豆は魔除けとか。リーフにこ…

南仏紀行-30 ロリエ書店

通りを戻って、右に曲がりセーヌ通り偶数番地のリブレリ・ロリエの店へ。ここも深く美しい青色で塗られている。(144頁) 左側のウインドウに飾られている六点はアンドレ・ブルトンの『シュルレアリスム第二宣言』(一九三〇年)を中心に『シュルレアリスム革命…

南仏紀行-29 ラ・シャンブル・クレール書店

地図では、サン・シュルピス通りが細くなった先にラ・シャンブル・クレールと云う写真集専門の古書店がある。この店で一九九〇年代前半にギャラリー・オクタンの『マン・レイ 裸体』やギャラリー・アラン・パヴォーの『マン・レイ 街の正面から裏側まで』等…

南仏紀行-28 フェルー街

わたし達はサン・シュルピス教会のある界隈へ到着した。マン・レイが一九五一年にカリフォルニアから戻り、亡くなる迄の二四年間を過ごした最後のアトリエは、教会を越したフェルー 街にある。(137頁) マン・レイの未亡人ジュリエットが健在だった一九八二年…

南仏紀行-27 ノートルダム大聖堂

正面の浮き彫りを確認する間もなく、人混みに連れられ聖女アンナの門から内部へ。近年の清掃工事で長年の汚れが落ち、見違えるように白くなった外見と内陣の暗闇、その中でゆれるロウソクの炎が心にしみる。(136頁) --- 南側廊を進んで西の薔薇窓を振り返る…

グッドタイミング

阪急京都線 西院〜西京極 すれ違う京都河原町行き3300系(3305)と大阪梅田行き5300系(5317) どちらも通勤型電車で3300系は1967年、5300系は1972年の登場。

緊急事態宣言延長(6月20日まで)

5月11日 Y新聞 全面広告 宝島社 人流規制──外出制限って、各美術館の対応が気にかかる。→ 閉館している京都文化博物館と京都市京セラ美術館は6月1日より再開館だそうです(5月28日)。 --- Y新聞には「奔流デジタル」と題する特集記事が載るけど、ネット空間…

『父の道具』展示即売 at 古書ヘリング

14.8 × 10 cm 案内状 父の道具 農具・工具・民具その他[展示即売]林哲夫作品展 installation, collages2021年6月5日(土)〜13日(日) 11:00-19:00会期中無休 at BOOKS HERRING 古書ヘリング 二階 ---- 父の遺した道具が「作品」になると感じたのは、まだ父が元…

南仏紀行-26 ポンピドゥー・センター

それから急いでポンピドゥー・センターへ。左手の建物は移設されたアトリエで、ブランクーシの彫刻がちらりと見える。開くのが二時からなので今は諦めねばならない。(131頁) チューブ状のエスカレーターに乗って最上階へ登る。風は遮断され雨がやんで雲の流…

南仏紀行-25 20世紀とその資料書店

センターに続く手前のミシュレ広場に面して古書店がある。きっとリブレリ・アルカードの吉永昭夫がお薦めと言っていた店だ。洒落た作りの白い外装で、ディスプレーされた書籍の写真を撮る。これは期待が持てそうだ。(129頁) 主人は再び書庫に降り、さらに貴…

南仏紀行-24 カンパーニュ・プリミエール通り

三月初旬の寒い朝。モンパルナス墓地を出て、エドガーキネ大通りをメトロのラスパイユ側に向かう。マン・レイのアトリエがあったカンパーニュ・プリミエール通りが直ぐに始まっているはずだ。ギマールによるアールデコ様式の地下鉄入口から交差点の反対側を…

南仏紀行-23 モンパルナス墓地

2006年3月10日(金) 世界中からやってくるマン・レイのファンがお墓に手を合わせる時、ジュリエットが一緒に現れる。彼女の筆記体で『平面卵』の表面に刻まれたマン・レイの墓碑銘は「呑気にしているけれど、無関心ではいられない」、名前と生没年表記の下に…

『マイネクライネ』普請

ハーフティバー風看板建築 柱を入れなくちゃなりません。制作に一ヶ月かかってしまいました。 ---- 珈琲はモカブレを用意しております。

『マイネクライネ』京都支店 開店のお知らせ

5月20日(土・友引) 開店 お待ちしております。 純喫茶・マイネクライネ 名古屋本店 (中区栄三丁目) ハーフティンバー風看板建築 風見鶏付き 土曜日の午後になると、中部学生写真連盟の事務所から三蔵通りを西に歩いてすぐ、今のプリンセス大通りと交わる処に…

木村伊兵衛の本

以前付き合いのあった写真集コレクターは、『JAPANESE SCHOOL LIFE THROUGH THE CAMERA』(1937年)、『小型カメラの写し方・使ひ方』(1937年)、『王道楽土』(1943年)などの木村伊兵衛の戦前書籍を架蔵しているが、一番珍しいのは『小型カメラ写真術』(1936年)…

木村伊兵衛の先斗町

木村伊兵衛の写真から (左)大阪・道修町の旦那:1957年 (右)先斗町:1955年 雨の先斗町、後方に東華菜館のシルエット --- マン・レイ・イストの先斗町(2014年3月) --- 「ときの忘れもの」のブログにコメントを寄せられたMさんの指摘(18日13:23)「このポスター…