市川信也写真展 at gallery 176

明日24日(火)が最終日となってしまったが、京都写真クラブの市川信也さんの写真展『De Los Caminos En La Habana 〜ハバナの街角より〜』が阪急宝塚線・服部天神駅徒歩1分のgallery176で催されている。やっと時間が出来て、夕方、拝見。2016年4月のキューバ…

アラゴン・シュルレアリスト

小島輝正『アラゴン・シュルレアリスト』蜘蛛出版社 1974年 18.8 ×13 cm 360pp. --- 君本昌久の『蜘蛛出版九十九冊航海記』によると── 37歳から書き始められたアラゴンが16年にわたり、「それを本にするための話がまとまり、70年の春、東京の某出版社と契約…

「足がつる」美術館

ミュージアムロードから歩道橋を渡りギャラリー棟から入館した為かもしれないが、展示室が判りにくい。エレベーター口が奥まってサインも認識しにくく、コンクリート打ちっぱなしの階段も冷たい印象。天井が高く歩く者には威圧を感じさせるほど。ギャラリー…

常設展示 at 兵庫県立美術館

菅井汲『雷鳴』1954(1985年伊藤文化財団寄贈) 『AO(BLEU)』1962(1986年購入) ---- 美術館の評価はコレクションにあると思う。常設展示室を訪ねるたびに眼にする作品への親しみが、安らぎを与えると云うか、文化につながると思う。この美術館のコレクションの…

「一日研究会」

田中敦子『作品<ベル>』1955/88 --- 山村コレクションのすごいところは、当初から公共の財産とすべく集め、欧洲から具体作品を纏めて買い戻し、続いて失われた作品の再制作を作家に依頼。さらに、作品ばかりでなく、資料整理やオーラル・ヒストリーの活用な…

「ほんとうに楽しそうな時間を過ごしていた」

津高和一『MAN』1970 --- これまで津高和一の仕事をほとんど知らなかったが、いいですね、会場で唸っておりました。山村さんのお住まいと同じ西宮市内にアトリエがあった津高、最初期に惹かれた『母子像』から、一貫して求め続けた津高作品、母と子の収集の…

山村コレクション展 「出会いこそ人生」

山村徳太郎(1926-1986) --- 68作家167点におよぶ前衛美術の大コレクションを築き上げ、後世に伝えた山村さんの業績は、美術に心を揺さぶられた先人の熱い思いとともに、ここにある。展示会場はカメラパチリが許されているので、楽しく歩き回った。お会いした…

ミュージアムロード

阪急神戸線 王子公園駅西側 神戸線・宝塚線通勤型1000系(1002) --- この駅で降りるのは久方ぶり。── 懇意にしていただいた学芸員お二人が兵庫県立近代美術館に勤めていたので1970年代後半には、よく利用した。飲んだくれて最終電車にも乗ったりしました。震…

ピカソになりきった男

ギィ・リブ著 鳥取絹子訳『ピカソになりきった男』キノブックス刊 2016.8.13 --- 昔、あるオークショナーと話をしていたら、贋作の話題になって「良い絵と、そうでない絵があるだけ」と返答された。贋作者の出自と制作時の心境、参考になる事柄山盛りだった…

パリでこんな本買いました。

林哲夫さんの個展『写実と幻想』が神戸・元町のギャラリーロイユで始まった(10月5日(土)まで、水木休廊)。古い本や興味を持たれた作家などの細密な油彩、モローに通底する幻想的なコラージュ、色彩と深みで群を抜くデカルコマニー、眼福あふれる作品が並ぶ。…

コレクションは経費で落ちません

還暦間近の友人が、某テレビで好演中の多部未華子にウルルン。「こんな彼女が欲しい」と満月に向かって吠えております。「おらへん、おらへん、諦めとき」。うさぎを追っていた小生としては、現役時代を思い出し苦笑い。リストラも忍び寄っています、来週は…

蜘蛛出版九十九冊航海記

君本昌久『蜘蛛出版九十九冊航海記』蜘蛛出版社 1990年 20.9×13cm 116 pp ---- 銀紙書房の社主として、詩人で出版、市民運動へと邁進した君本昌久の軌跡を手にすることは、回り道し遠ざけた「時代」を思い出させ、辛い気分にさせられる。一人出版でしか対応…

銀紙書房通信 マン・レイ受容史- 1

外山卯三郎『最新フランス絵画研究』新美術研究第一巻 金星堂 1932年。22.2 x 15.2 cm 268 pp.。 ---- 銀紙書房の次回本は『マン・レイ受容史』。日本で始めて紹介されてから、およそ90年が経過しているが、そのうちの40年は、共に歩んだ印象、なので、纏め…

像を耕す パブリッシング・スタジオ

室町六角北東角 Gallery PARC --- 写真家の麥生田兵吾があげる「人間の手によりつくられた・人間が獲得し得る」本の制作空間を編集の櫻井拓、デザインの大西正らとリアルに表現してくれている。本好き、写真集好きのわたしとしては、興味深い。展示は9月15日…

The Voices of Time

柳馬場三條の抜け路地にある洒落た絆屋ビルヂング、画廊があるとは知らなかったけど、良い空間です。9月8日で終わってしまったが『国谷隆志・三宅砂織 二人展』にはドキンとした。SF作家のJ・バラードからとられた「時の声」を、一人怯えつつ聴いた。 --- 三…

寺岡海 インスタレーション

KYOTO Open Studio ×10 / 山ノ外 ---- 本年5月から古い民家を改装してのスタジオ立ち上げ。4名の「美術作家」が参加、そのうち1987年生まれの寺岡海に興味を持った。場所の繋がり、同期する時間。配線図、頭脳仕事のメッセージ、これ作品ですね。 ---- --- …

KYOTO Open Studio ×10 / Studio USA

昨日の続き。Atelier Share Kyotoから天神川を北上、京都外国語大学国際文化資料館での『ラテンアメリカの古代美術』展(10月12日迄)を拝見、10月5日にはギャラリートークが予定されている。現代美術、いやいや、紀元前の焼き物、織物、よろしいな。続いて、…

KYOTO Open Studio ×10

9日(月)まで市内10ヶ所の共同スタジオで催される若い作家たちの展示を、午前中から自転車で周る。暑いけど風もあるので、なんとか---- まず、天神川高辻下ルのAtelier Share Kyotoから拝見。 山口卓也 passive attitude(experimental) #1〜#4 --- 鳥居結人 …

artKYOTOへ参戦 明日から9日(月)迄。

3日に続いて二条城 台所・御清所へ。昼間の暑さを避け夕方5時に伺うと長蛇。登録確認の後、1時間待ち、著名なデザイナーがいらっしゃったりして参加者ウォッチが面白い。── とはいえ参りますな。会場へは1回に30名の誘導だった。 --- imura art gallery ---…

ヘリング選書-8 『京洛風流抄』1961年

山田一夫『京洛風流抄』(別室風流・京都叢書5) 白川書院 1961年 ---- 京都の魅力に取り込まれないよう気をつけているのだが、祇園祭、大文字に重なって花魁、お正月の舞妓と続いてくると、離れられなくなります。ルパンが薦める本は奥が深く、怖い。 筆者は…

時を超える: 美の基準 

昨日の夕方、二条城で催された『時を超える: 美の基準』展の内覧会・レセプションにお邪魔した。ICOM開催と二条城世界遺産登録25周年を記念する大規模なイベントで、出席者の顔ぶれも豪華。二の丸御殿台所・御清所を舞台に展示された現代美術の数々を楽しむ…

ビールには揚げ物

ハモの天ぷら、鶏の肝煮 --- この日はアサヒ・ドライ、大阪はリーズナブルですな。 茄子のはさみ揚げ

『1930年代モダニズム詩集』

栞に寄せた「天使は肉声でうたう」藤原安紀子さんの名前が編者よりも大きくて、本の著者のようにも思え、不思議な印象を与える。生きている詩人・女性の名前の強さはなんだろう、季村さんが願うものとは--- で、 『一九三〇年代モダニズム詩集』季村敏夫編 …

白石由子『上 下 粒子 光』 at ART OFFICE OZASA

ロンドン在住の作家、白石由子の個展が京都西陣のART OFFICE OZASAで催されている(9月28日(土)まで)。欧州の知的なブルーに湿度が加味された作品のように思うけど、数日来の雨のためだろうか。画廊に光が差し込むと表情が変わるだろう、再訪しなくちゃ。 彼…

クーリエ

阪急京都本線 桂川橋梁 西京極─桂 西京極─西院間 天下茶屋行準急 5300系(5317)

" THE STORY OF SLEEPING BEAUTY " at BOOKS HERRING

先日、銀紙書房の新刊『眠り姫物語』を納品した。同席した著名な写真家二人と世間話── 話題はもちろんリー・ミラーとマリオ・アマヤとの会話「貴女とマンは時々、喧嘩をされますか? / ああ。確かに! わたしはいじめっ子! / 貴女がいじめっ子、今でも? / ええ…

「ジャコメッティと II」at 国立国際美術館

展示は12月8日(日)まで --- ジャコメッティのブロンズ彫刻 常設展示 パート2 を拝見した。モデルを務めた哲学者矢内原伊作の撮影した写真と並べられた彫刻、パート1に比べると展示は散漫な感じ。「20世紀から今日までの、新しい表現」が散漫なのだろうか、ジ…

お天気 心配。

大雨の九州、朝からテレビが警戒の様子を映し出している。京都も強く雨が降って、咲き始めた拙宅の朝顔もやられてしまい(涙)、雨粒にレンズを向けた。 昨日、FBにアップした拙著『眠り姫物語』は皆様のおかげで、手許の全冊が嫁に出ることになりました(深謝)…

光誕祭 第129回

ロサンゼルス タイムス コレクション より引用。 --- 今日はマン・レイの誕生日。亡くなった人の誕生日には、129年前でも複雑な感情を持ってしまう。画面は先日、ネットで見つけた写真 ── 自作の前で誇らしげな76歳のマン・レイ。会場はロサンゼルス郡立博物…

夏休みの絵日記─ 3  国立国際美術館

グスタフ・クリムト『エミーリエ・フレーゲルの肖像』1902 --- 明日から12月8日(日)まで、中之島の国立国際美術館で催される『ウィーン・モダン』展のレセプションに行ってきました。「世紀末芸術」は専門外ですが、昨年『マン・レイの油彩が巡る旅』を上梓…