古書ヘリングでひととき。

先日、ルパンと世間話。お家大丈夫、古本屋じゃなくて、大工さんではありませんか。→ https://www.facebook.com/profile.php?id=100040962500081

古書ヘリングで考える。

戦争の出口が見えません! https://www.facebook.com/profile.php?id=100040962500081

古書ヘリングで至福の時間 -2

なにか見付かりましたか?→ https://www.facebook.com/profile.php?id=100040962500081

古書ヘリングで至福の時間

● 10月になりました。京都では雷をともなう雨が朝も続いています。暗くて涼しい、読書の秋ですね…… いつお邪魔しても読書タイムのルパン氏。古書店の棚というより彼の脳内に寄り添う至福の時間。マン・レイの本もありますが、小生のような狭い領域の本好きに…

ヘリングの棚

『The Birthing』展 at Books Herring

ルパンの店で魅力的な二人展が開催されている(11月12日〜27日迄)。見ないほうが幸せのような、恐ろしげな展示「アーティスト(Mai Wadaと葉美さん二人)による─解釈の深淵を垣間見る時間」なのです。 レオナルド・ダヴィンチ『受胎告知』(1472-1475年頃、ウフ…

エメ・セゼール『望郷ノート』

--- シュルレアリスムにつらなるエメ・セゼールの『望郷ノート』(砂野幸稔訳、平凡社、1997年刊)については、小生、知りませんでした。恐るべしルパンの博覧強記、ブルトンの序文、植民地博覧会の勉強もしなくちゃなりません。

オーロラ

--- ミシェル・レリス著『オーロラ』宮原庸太郎訳 思潮社、1970年 装幀: 田辺輝男

ミシェル・レリスの三冊

--- 恐るべし ルパンの学識、ヘリングの品揃え。 『ゲームの法則 ビフェール』岡谷公二訳 筑摩書房、1995年 『ピカソ ジャコメッティ ベイコン』岡谷公二訳 人文書院、1999年 『デュシャン ミロ マッソン ラム』岡谷公二訳 人文書院、2002年

雑誌『ガレリー』1940年3月号他

先日、ヘリングで1940年頃の写真雑誌『ガレリー』のバックナンバーを拝見した。同誌は岡本久雄の編集・発行による「月刊国際芸術写真雑誌」。国会図書館のサイトで確認すると1937年7月から40年12月まで発行された模様。ルパンの店でマン・レイなどの作例紹介…

ヘリング選書-10 『日本におけるダダとシュルレアリスム』1978年 ほか

古書ヘリングでお茶をしていると、気持ちが落ち着く。ルパンのお人柄だろうか、商品のラインナップだろうか。コロナ禍のためにかえってお邪魔する機会が増えております。 --- 1930年8月号 旅行時代社発行 --- Vera Linhartova Publications Orientalistes De…

ヘリング選書-9 『マルドロオルの歌』1933年

ロオトレアモン『マルドロオルの歌』青柳瑞穂訳 百田宗治刊行 椎の木社 1933年 限定300部+著者寄贈本30部 --- 最初の頁には「日日の散歩の折、僕は毎日とある狭い通りを過ぎる。」10歳ぐらいの女の子がついてきて、暴力に満ちた物語がはじまるのだけど『マル…

ヘリング選書-8 『京洛風流抄』1961年

山田一夫『京洛風流抄』(別室風流・京都叢書5) 白川書院 1961年 ---- 京都の魅力に取り込まれないよう気をつけているのだが、祇園祭、大文字に重なって花魁、お正月の舞妓と続いてくると、離れられなくなります。ルパンが薦める本は奥が深く、怖い。 筆者は…

ヘリング選書-7 『窓の下で』1976年

ケイト・グリーナウェイ著『窓の下で』(1980年第4刷) 新書館 --- ルパンとイギリス本の話をしていたら、お薦めと言ってケイト・グリーナウェイの『窓の下で』を出してこられた。ケイトは1846年生まれの挿絵画家、絵本作家。絵本の黄金時代であるヴィクトリア…

ヘリング選書-6『存在の一義牲』

ヨハネス・ドゥンス・スコトウス著 花井一典、山内志郎訳 哲学書房 1989 --- 先日催して頂いた「マン・レイ・トーク」の御礼に古書Herringへ伺ったら、中世の哲学書を紹介された。「神の認識可能性」と「神の単純性」からなる本書はもとより中世哲学に関する…

ヘリング選書-5 『マルセル・デュシャン 芸術を作るこつ── 複製技術時代』

フランシス・ナウマン著『マルセル・デュシャン』(1999) ---- ニューヨーク・ダダの研究者でマルセル・デュシャンとマン・レイが専門のフランシス・ナウマンさんが1999年にエイブラムス出版から上梓された、デュシャンの興味深いハードカバー本。全331頁に図…

ヘリング選書-4 天業民報、写真時報、など

昨年、ルパンと話していたのに紹介が遅れてしまったヘリングの選書。戦前の新聞、手にして飽きません---、でも、女性の側に行ってしまいますな。 『写真時報』大正12年5月号

ヘリング選書-3 『破壊芸術としての映画』

=== ヘリングでは今宵7時からガスパール・クエンツ監督作品の特別上映会。わたしは年末雑事に追われて身動き出来なく残念、盛会であることを願う。なので、1974年にニューヨークのランダムハウスで出版されたウィーン生まれのオーストリア人アモス・フォーゲ…

ヘリング選書-2 『パンドラ』

Books Herring === 1980年代前後、注目しつつ合田佐和子の仕事に接した。作風は小生の好みとやや違うが、久しぶりに作品集を手に取って時代の雰囲気を懐かしく思った。ヘリングのストーブの温かみとオレンジ色の光、珈琲の味がマッチするのかな。合田は…

ヘリング選書-1 『思い出の柴犬』

Books Herring === 京都平安神宮東・岡崎道上ルの「古書・ヘリング」で、珈琲休憩をする度に哲学者・ルパンから新着図書を紹介される。今日は愛犬の友編集部による『歴史に残る思い出の柴犬』(誠文堂新光社、1981)を手にした。アマゾンや日本の古本屋などで…