ヘリング選書-8 『京洛風流抄』1961年

山田一夫『京洛風流抄』(別室風流・京都叢書5) 白川書院 1961年 ---- 京都の魅力に取り込まれないよう気をつけているのだが、祇園祭、大文字に重なって花魁、お正月の舞妓と続いてくると、離れられなくなります。ルパンが薦める本は奥が深く、怖い。 筆者は…

ヘリング選書-7 『窓の下で』1976年

ケイト・グリーナウェイ著『窓の下で』(1980年第4刷) 新書館 --- ルパンとイギリス本の話をしていたら、お薦めと言ってケイト・グリーナウェイの『窓の下で』を出してこられた。ケイトは1846年生まれの挿絵画家、絵本作家。絵本の黄金時代であるヴィクトリア…

ヘリング選書-6『存在の一義牲』

ヨハネス・ドゥンス・スコトウス著 花井一典、山内志郎訳 哲学書房 1989 --- 先日催して頂いた「マン・レイ・トーク」の御礼に古書Herringへ伺ったら、中世の哲学書を紹介された。「神の認識可能性」と「神の単純性」からなる本書はもとより中世哲学に関する…

ヘリング選書-5 『マルセル・デュシャン 芸術を作るこつ── 複製技術時代』

フランシス・ナウマン著『マルセル・デュシャン』(1999) ---- ニューヨーク・ダダの研究者でマルセル・デュシャンとマン・レイが専門のフランシス・ナウマンさんが1999年にエイブラムス出版から上梓された、デュシャンの興味深いハードカバー本。全331頁に図…

ヘリング選書-4 天業民報、写真時報、など

昨年、ルパンと話していたのに紹介が遅れてしまったヘリングの選書。戦前の新聞、手にして飽きません---、でも、女性の側に行ってしまいますな。 『写真時報』大正12年5月号

ヘリング選書-3 『破壊芸術としての映画』

=== ヘリングでは今宵7時からガスパール・クエンツ監督作品の特別上映会。わたしは年末雑事に追われて身動き出来なく残念、盛会であることを願う。なので、1974年にニューヨークのランダムハウスで出版されたウィーン生まれのオーストリア人アモス・フォーゲ…

ヘリング選書-2 『パンドラ』

Books Herring === 1980年代前後、注目しつつ合田佐和子の仕事に接した。作風は小生の好みとやや違うが、久しぶりに作品集を手に取って時代の雰囲気を懐かしく思った。ヘリングのストーブの温かみとオレンジ色の光、珈琲の味がマッチするのかな。合田は…

ヘリング選書-1 『思い出の柴犬』

Books Herring === 京都平安神宮東・岡崎道上ルの「古書・ヘリング」で、珈琲休憩をする度に哲学者・ルパンから新着図書を紹介される。今日は愛犬の友編集部による『歴史に残る思い出の柴犬』(誠文堂新光社、1981)を手にした。アマゾンや日本の古本屋などで…