読書『もの言えぬ証人』

18.1 × 10.4 cm 292 pp.  23- もの言えぬ証人 アガサ・クリスティー(加島祥造訳) No.312早川書房 1957年3月15日発行

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 わたしの判断したところでは、トリップ姉妹は菜食主義者であり、見神論者であり、イギリス系ユダヤ人であり、クリスチャン・サイエンティストであり、心霊学者であり、熱心なアマチュア写真家であった。
 ジュリアンは溜息つきながら、
「私、ときどき、マーケット・ベイシングなんて、人の住む所じゃないと思いますわ。この土地には美というものがありませんし、第一魂のない町だと思うんですの。町にしろ人にしろ、魂がなけりゃ何にもならないと思いますわ、そうじゃございませんこと? キャプテン・ホーキンス」 pp.110-111

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 「よく新聞なんかで読んでてね、そう、考えたりした── マーケット・ベイシングでも死人が掘り返されるようなこと、起るかしら、ってね。でもまさかエミリィが掘り返されるとは、思いもよらなかった」 p.214



小生ブログでのイメージは →

国際郵便送達日数

海外からの国際郵便 平均 2週間
* 表記は地域、国(州)、郵便料(邦貨換算)、投函日、受領日、送達日数

ボワーズトン、オハイオ州 570円  4月15日→23日 (9日)

プンタ・ゴーダ、フロリダ州 280円 4月16日→30日 (15日)

ドーソンヴィル、ジョージア州 319円 4月16日→5月16日 (31日)

クルジュ=ナポカ、ルーマニア 497円 4月15日→30日 (16日)

パリ、フランス 694円 4月15日→30日 (16日)

ボンパ、フランス 510円 4月15日→24日 (10日)

クレラ、フランス 170円(同梱) 4月18日→26日 (9日)

クレラ、フランス 170円(同梱) 4月18日→26日 (9日)

ペール、フランス 153円 4月19日→30日 (12日)

ブリュッセル、ベルギー 490円 4月16日→25日 (10日)

ニーダーアウラ、ドイツ 485円 国際書留(同梱) 4月19日→28日 (10日)  

ニーダーアウラ、ドイツ 1,194円 国際書留(同梱) 4月19日→28日 (10日)

グロースクメーレン、ドイツ 188円 4月19日→30日 (12日)

フォレストヒルカリフォルニア州 241円 4月23日→30日 (8日)

パリ、フランス 412円 4月24日→5月7日 (14日)

 

絵葉書蒐集の同志は、記念切手に消印ありがお好きな様子。ありがたいことです。

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 このところ、円安を忘れるほど熱中し、海外から絵葉書を購入している。軽く小さな封書なので追跡可能としなければ廉価で受け取ることができる。注文から投函までの日数、土・日などの休業、時差などを考慮しても、凡そ2週間で到着する。もちろん、クリックする前に発送方法を確認し料金を勘案する必要があり、アメリカでは封書でも3000〜4000円請求されることがあるので、要注意。

 ネットで郵便サービスの現地レポートを読むと、アメリカではPriority Mail Express(速達)、Priority Mail、First-Class Mail(封書や葉書の場合)などの種類があり。日本へ廉価で封書を送る場合は、First-Class Mail International を使用。厚紙をあてても葉書一枚ならば1オンス(約28.35g)以下なので1.55ドル(約243円)、── 日本郵便ならば、アメリカ、ヨーロッパともに25gまで140円、50gまで220円 ── これに梱包代が加算され請求される訳。上記、ドーソンヴィルからの封書は所要31日、送料の説明にはEconomy International Shippingとありましたが、First-Class Mail Internationalなので、地域差がありますな。それでも、レポートに「アメリカから日本に到着するのに10日〜3週間程度かかります」とあるから、行方不明にならず順調に流れている様子。

 小生の体験からすると、19世紀後半から20世紀前半まで絵葉書を封書に入れ送っていたフランスの流儀が今も残っているところから、フランスからの購入がベスト。しかし、熱中しているテーマからアメリカものがはずせない。また、テーマ優先となると、絵葉書そのものの魅力が半減する。エンタイアで時代が一致するもの、見つけたいな。

 いずれ、銀紙書房の絵本シリーズとして、収集品を本にしたいと思っています。ご期待ください。

 

5月 打ち合わせ

5月の勉強会終了。次回は詳細年表全体の取りまとめに入ります。開催日が迫り焦りも少々、小生はテキストに取り掛かりましょう。そんな訳でビールで乾杯、お疲れ様でした。

 

ピザ ハーフ&ハーフ エビスビール

夜はよろしいな、外人さん多いけど……

暑くなりますな。

長持へ 春ぞ暮れ行く 更衣 

井原西鶴

 

 

* お寺の総門に井原西鶴。ブログ 春ぞ暮れ行く - 壺中日月 に、「春袖を連ねて浮かれ歩いた花見小袖も、長持にしまう衣更えの日がやって来た。まるで春は、長持の中に暮れてゆくようなものだ」とある。

『雪舟伝説』at 京博

室町時代に活躍した雪舟(1420-1506)の国宝六件がそろった展覧会を京都国立博物館で拝見した(5月26日迄、巡回なし)。チラシに「近世における雪舟受容をたどる」とあるように、興味深い切り口で、真筆、伝、模作などが最新の研究を踏まえ「画聖(カリスマ)」の誕生にせまる。

[備忘録]
 国宝は展示順で、1-『秋冬山水画』 4-『破墨山水図』 5-『山水図』 6-『四季山水図巻』 7-『天橋立図』 9-『慧可断臂図』。
小生嗜好は  3-『四季山水図』 10-伝『富士三保清見寺図』 27-狩野探幽『山水図屏風』 34-狩野常信『西湖図』 42-狩野常信『雪舟筆鎮田瀑布図模本』(鳥羽茂) 53-谷文晁『雪舟筆自画像模本』(マン・レイ) 60-曾我蕭白『富士三保清見寺図』 87-狩野芳崖『地中海真景図』(絵葉書)

谷文晁の自画像模本に、マン・レイの肖像写真に繋がる視点を見付ける。また、富士三保松原図の揃い踏みに驚き、日本人の風景感がこうして作られたと思う。── 好みからすると曾我蕭白。狩野永岳の旭日がよろしいな。それで、絵葉書を求めてしまった。絵葉書好きには狩野芳崖の真景図が気にかかる、1882年とすると、彼の国の絵葉書ブームと一致します。

ローマ コロンナ広場

10.2 × 14.7cm

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 コロンナ広場はローマの中心部コルソ通りに面しパンテオンに至る道標。中央に紀元193年から建つ大理石のマルクス・アウレリウスの記念柱。ドーリア式円柱に螺旋状レリーフ装飾。ウィキによると1588年復元のとき頂上にパウロ像設置。円柱高29.6メートル、台座高10メートル。

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 上図絵葉書はantiques Gloryで購入。1930年代に絵葉書を蒐集した人物の私信には「小生去る1月12日より巴里、ボルドーマドリッドバルセロナ、ニース、イタリー国内、オーストリアハンガリーチェコなどを旅行して2月23日伯林帰着致しました」とある。下図は小生が2023年6月にパチリしたパンティオン。コロンナ広場もパチリしておけばよかった…… 狭い空間でひきが難しかったのです。→ https://manrayist.hateblo.jp/entry/2023/09/01/180000

antiques Glory at ハンズ京都店前

友人と四条高倉で別れハンズ京都店を通りかかると「からすまpetit蚤の市」(5月8日〜14日)。あれま、古い欧州の絵葉書が並べられているではありませんか。出店されているNさんの話では、1930年代に赴任した「一人の日本人男性が現地で集めた」とのこと。ウィーン、ブタペスト、プラハ、イタリアなどのRPPC(写真印画絵葉書)のラインナップ、特にブタペストが多い気がした。商品は「観光写真」の位置づけらしいが、蒐集家(?)の性格を反映するのか、おとなしい絵柄が多い。それにしても凡そ100年前の都市景観は魅力的ですな。

 

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東山眺望 at 東華菜館

東華菜館のテラス席から東山を望む、手前に鴨川、南座。東山の名所に◯印1: 清水寺 2:八坂の塔  3:霊山観音  4:大雲院(工事中)

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 先日、友人と四条大橋西詰の東華菜館テラス席でランチ。良いお天気で東山の新緑が眩しいほどだった。ビールを頂戴しながら最近の美術業界の様子などお聴きする。関西では雪舟、鉄斎、空海ブルトンモリニエと注目する展覧会が目白押しだそうだ。地元民はオーバーツーリズム、小生は花粉症対策で外出自粛。もっとも、ネットでの絵葉書集めで世界を飛び回っている感覚(それはないか)、この日もクリックしましたが円安が続き泣いております。

エビと玉子の炒め物

ハルマキ

サツマイモの飴煮
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鴨川四条大橋東詰、レストラン菊水、南座

団栗橋、松原橋

大文字山比叡山