前祭・鉾建て

エア・祇園祭-6

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2014.7.11 長刀鉾 四条通烏丸東入ル

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2014.7.11

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2015.7.11 菊水鉾 室町通四条上ル

町内に名水「菊水の井戸」あり、謡曲「枕慈童(菊慈童)」から着想され鉾。元治の大火で重量物消失から88年、福井出身の松本元治氏により「昭和の鉾」として復活。

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2015.7.11 二頭の昇り龍降り龍が抱える「菊水」額は田丸京阿弥制作寄進

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2015.7.11 鉾頭は小林尚珉作金色透天向き十六菊

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2015.7.11

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そろそろ、引きおこしにかかります。

 

前祭・山鉾建て

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2016.7.14 孟宗山 烏丸通四条上ル

元治の兵火にみまわれた折、「重量物である胴組はいかんともできず焼失した。このため五年間休山し、明治二年胴組新調--出山したのであった」(松田元)

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2018.7.13 放下鉾 新町通四条上ル 

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2015.7.13 霰天神山 錦小路通室町西入ル

「元治元年の大火には火除天神の名にそむかず無事であった」町家は右路地奥、庭、土蔵、物置、大日如来が祀られている。

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2014.7.15 12:44

宵山前後の四日間に、霰天神山ご町内の中華料理店・膳處漢ぽっちりがしみだれ豚饅を販売。昼休みに美味しく頂いておりました。2020年は4月からテイクアウトで対応されているそうです。

前祭・山建て

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2018.7.12 伯牙山 綾小路通新町西入ル

ご町内に真松が届けられています。仏文学者杉本秀太郎さんのお宅が伯牙山のお飾り場となっている。昨日、紹介した吉田孝次郎氏と杉本氏は幼馴染、長く交流を続けられた。

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2018.7.12 芦刈山 綾小路通新町西入ル

こちらは雌松

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山建ては12日から。 

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2017.7.14 伯牙山

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2017.7.16(宵山)  芦刈山

この山は謡曲「芦刈」に趣向をとり、貧乏のため夫婦別れをした妻が都で栄耀の身となり、別れた夫--- 乞食のように落ちぶれた姿で、口上おもしろく芦を売る男 ---を探し再会する。『祇園祭細見』で松田元氏は御神体を描写し「人形の相好はどう見ても六十すぎた翁である。頭は白髪で、やや頑固さと温容の入りまじった容貌、やや顔をしかめ、口上を言っているのか口を開き歯を見せている」と記す。授与される粽には「夫婦和合、再縁、縁結びを願う木札のお守りが」ついている。

 

京町家・吉田家

エア・祇園祭り-3

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2014.6.15

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祇園祭り・山鉾連合会の前理事長・吉田次郎さんのお宅は新町六角下ルにあって、築105年の表屋造り京町屋、「白生地」を扱う商売をされておられたと聞く。2014年にお邪魔したのは、「冬座敷から夏座敷へ 〜夏の室礼を楽しむ〜」という催しの会だった。この年、吉田さんのご尽力などもあって戦後の混乱や観光政策などで統合されていた祭りが、本来の前祭・後祭にもどった。

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2014.6.15

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2018.7.23

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後祭・屏風飾りの吉田家、二階には朝鮮毛綴が飾られている。


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2014.6.15

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床の間に飾られた八坂神社元宮司・高原美忠氏の人柄そのもののような凜とした書(山如仁者静 / 風是聖之清)。仮の姿として合同巡行を受け入れた先人の知恵を教えられた。

 

くじ取り式

エア・祇園祭り-2

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2018.7.8 油天神山 油小路通綾小路下ル 平成30年 山三番

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お祭りが始まり、しばらくすると巡行順の貼り紙に気づく。ハレとなる空間がなんとも良いのよね。他のご町内にも自転車で一回り、毎年、巡行当日を想像しておりました。

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2016.7.15

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2017.7.14 

 天神さまゆかりの梅の花をパチリ。油天神山は町内に邸のあった公家早見家が紀されていた天神様をのせて巡行したとされ、山には朱塗りの鳥居をそなえた黄金の社殿を乗せる。宵山には勧学成人のお守りを授与。

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くじ取り式: 山鉾の巡行先陣争いを調整するため明応9年(1500)に始まったとされる。昭和28年(1953)からは、京都市市議会議場で行う。「占出山の巡行順が早いとその年のお産は軽い」とされるなど先陣となることに、町内の人たちは固唾をのむ。

 尚、くじ取らずの山鉾として、前祭では長刀鉾、函谷鉾、放下鉾、岩戸山、船鉾。後祭では北観音山、橋弁慶山、南観音山、大船鉾などがある。くじ取らずが存在するところに、興味ひかれます。

吉符入り

エア・祇園祭り-1

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2016.7.2

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7月1日になると祇園祭りが始まり、阪急電車烏丸駅では祇園囃子が流れ(テープですけど)、心ウキウキ、お祭りモードとなるのだが、今年はコロナ禍の影響で山鉾巡行や神輿渡御の取りやめが決まっている( 巡行は阪急電車四条延伸工事(1962年)による中止いらい58年ぶり)。巡行だけでなく、鉾や山も建たないと思われ、神事が行われても一般への公開は制限されるだろうから、寂しい月になるだろう。懸装品の織物を鑑賞し宵山で浴衣の娘さんに心奪われつつ、粽を授かって軒に飾る。蒸し暑い盆地で雷三日、冷たいビールをグビグビやる楽しさがお預けなのです(困りました)。それで、これまでのスナップ写真(2013-2019)をアップし、ささやかに「エア・祇園祭り」のシリーズを一ヶ月続けたいと思う。

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2015.7.5  長刀鉾会所

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2014.7.8 御射山公園 セカンドハウス東洞院

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吉符入り: 1〜5日、各町内の関係者が集まり祭りの無事を祈願し、祭りの打ち合わせを行う。船鉾では2日「神面あらため」の儀式、長刀鉾では5日、会所で稚児が「太平の舞」を披露。

二つの杉本博司展 二つのレポート

コロナ禍の影響で開催の遅れた京都での二つの杉本博司展。6月に入って地元の友人・知人がFBに新美術館の感想とともに展覧会の様子を書き込み始めた、これは焦り始ます。拙宅の自主規制は厳しいので躊躇しておりましたが6月16日(火)に拝見。さっそく「ときの忘れもの」のブログに2回に別けて投稿、28日(日)に京都市京セラ美術館と『杉本博司 瑠璃の浄土』展を取り上げた『日の出でパチリ』を、本日30日(火)には細見美術館の『飄々表具──杉本博司の表具表現世界』展にも言及いたしました。こちらのタイトルは『日の入りにパチリ』。二つのレポートを読んでいただけたら嬉しい。

 

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平安神宮大鳥居 京都市京セラ美術館 2020.6.23 京近美よりパチリ。こちらではチェコ・ブックデザインの実験場 1920-30年代』展が催されている(7月12日迄)。

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護王神社模型: アプロプリエート・プロポーション』(2003)  直島・家プロジェクトのひとつで、手前の踏石(?)に登り視点を移して拝殿を望めるようになっている。

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 → ときの忘れもの 「日の出でパチリ」

blog.livedoor.jp

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細見美術館 ロームシアター京都

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第一展示室

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群馬県碓氷郡出土 頭椎大刀』飛鳥時代 銅製鋳造

 

→ ときの忘れもの 「日の入りにパチリ」

blog.livedoor.jp

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 小生、華厳の滝にも東照宮にも行ったことがありません、峠の釜めしは食べましたが碓氷峠は粘着運転でしか知りません。なのに、滝に打たれたい、心が汚れておりますな。



 

『THE GREAT WALL』at ギャラリー16

三條通白川橋上ルのギャラリー16で、画廊を部屋に見立てた展覧会『THE GREAT WALL』(ウチ空間)が催されている(7月18日(土)迄)。展覧会資料や書籍、雑誌なども展示されているので、気になってしまいます。

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村岡三郎「ベニスビエンナーレ1990」ポスター、「日本・ベニス・ビエンナーレ」カタログどちらも、個人コレクション

 

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中川佳宣、丸山直文、松井智恵ほか

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関根勢之助、赤瀬川原平(非売)、束芋、山崎らん、三島喜美代、柏原えつとむ、野村仁、中原浩大ほか

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中原佑介・峯村敏明(非売)、イップ・ルービング、北辻良央、ジョルジュ・バタイユ、菅井汲、柏原えつとむ ほか


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三島喜美代 (少年サンデー)

懐かしい作品に目がいってしまうのはしかたがありません。コロナ禍の外出自粛で部屋にこもりながら、わたしの場合は本作り、それぞれ、みなさん、自問しつつ、やり過ごしてこられたのだと思う。愉快だけど考えさせられる展覧会だった。

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10.1×14.8cm 案内状

 

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 さて、今回、送られてきた展覧会案内が「紙」としては、最終となるのだろうか。はがき下段に以下の記載「ギャラリー16では、今後の展覧会情報を案内状に代わってHPとfacebookを中心に発信していきます」。わたしのような紙モノ好きには、寂しくなるばかり、部屋と街路が閉ざされていきます。ネット空間は危ういのですな。

 

銀紙書房通信 マン・レイ叢書 第一期

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左から『多様な文字の本』『マン・レイ事件』『マン・レイ書簡集』

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制作日順に書いておきます。

1『謎と欲望』212pp. 2019.10.15

2『モダニズムへの転換』238pp. 2020.3.8

3『1930年代 日本のシュルレアリスムと写真』404pp. 2020.4.18

4『マン・レイ グラフィック作品』142pp. 2020.4.30

5『マン・レイ事件』236pp. 2020.5.10

6『マン・レイ書簡集 1913-1975』142pp, 2020.5.20

7『マン・レイ 厳しき想像力』260pp. 2020.5.25

8『カタログ ノート 1913-1975』262pp. 2020.6.3

9『多様な文字の本』166pp. 2020.6.13

10『「1944」とハリウッド時代』164pp. 2020.6.22

 

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 叢書には、編集したものが含まれます。『マン・レイ事件』では贋作を伝える雑誌記事の他、スティーブ・マンフォードの「写真の裏面、マン・レイのスタンプ」や現代美術作家ヤン・スヴェヌングソンがマン・レイ展のカタログに寄せたテキストの再録をしています。また『カタログ ノート』では、フェレール・センター(1913)のマックス・ウェーバーのテキスト、出品目録から初めて、初個展の同じく出品目録など、手許にあるマン・レイの展覧会資料を文字起こししております。さてさて、しっかり読みましよう。--- 外出自粛要請が解除されたので、時間がたりなくなってしまいました。

銀紙書房通信 コデックス装

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読むには、ページがスムーズに開かねばならない。従前の銀紙書房本は手に持って日本語で読むのを前提としていた。--- 縦書きは「のど」があまり影響しない。今回は横書き、必要であれば辞書を引きながら読む、このためにコデックス装を試みた(『マン・レイ受容史』用のテストです)。

 気楽な「ひとり本」を制作したのは、表紙の意匠を自由にやりたいため。その一つが下に示すシュワルツの研究書(右)。先年、ウイーンで観た油彩『幸運』(1938、ホイットニー美術館蔵)の方が再制作かと思う弱さで、画商のシュワルツは個人蔵だった油彩『幸運II』(1941)を表紙に使ったと思ってきた。この表紙の油彩の別作品をデンマークで見つけたものだから、わたしとしては、使いたかった。「ひとり本」だから、こっそり楽しめる。ありがたいことなのです。

manrayist.hateblo.jp

 

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銀紙書房通信 ひとり本

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4月に「マン・レイ受容史」復帰、と報告したものの、非常事態宣言発令などもあって図書館利用が不可となり、テキスト執筆が頓挫してしまった。内向きばかりの思考回路となって気が滅入ってましたが、そろそろ、復活。最初の一行だけでも書ければ、後はスムーズにすすむのだけど---いましばらくお待ちください。

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 さて、日常生活に負担をかけない少部数出版を心がけている小社でありますが、外出不可の間に、手作り本を作った原点を考えていました。わたしの「マン・レイ愛」に客観的な眼を持たせたい、一部でも二部でも他の人の眼が大切、流通が必要だとしてきたのですが、自主規制もしていました。本当に作りたいもの、本当の「マン・レイ愛」に直結するものは、なんだろうと自問したのです。

 自分のためだけの一冊であれば、自由に純粋に楽しめると思いました。加えて拙宅に集まった海外資料を読み込んでいないという反省がもたげました。マン・レイの人生について、もっと勉強したい、知りたいと、なったわけです。

 インターネットでの情報収集が充実し、海外での研究論文をPDFなどで読むことも可能となり、DeepLやGoogleを使った機械翻訳も精度が向上した。英語はもちろんだが、フランス語、イタリア語、ドイツ語に対してもトライできる。時間をかけずにおおまかな論旨は取り込める。ありがたい時代となったのである。そして、OCR(光学文字読取)の良いソフトを見つけ利用も始めた。---それまでは、テキストを打ち込み、機械翻訳、のちに「自分の言葉」といった流れだったので、東海道線鈍行から「のぞみ」に乗り換え、東京に向かう感じですね。

 下にお示しするフォーマットでの対訳の形式とし、図版を載せなく(手許の元版を開けばよいのです)作業しました。すぐに出来てしまいます。主にゲッティ研究所が出版したジェニファー・マンディの『マン・レイ: 芸術についての論説』を読みました。450頁ほどの大書ですが、なんとか、終わったのです。(時間はタップリありますから)、その後、いろいろな研究書や資料にトライしました。

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 PDFをモニターで見て読む作業は出来ない世代(加齢のためかしら)、紙の本にしてゆっくりマン・レイの考えを咀嚼したい、それでやっぱり、手作り本となるわけです。昨秋、ニューヨークでのマン・レイ油彩展のカタログでした作業を、効率アップの流れにそって3月から6月にかけて9冊も作ってしまった。明日は、いくつか紹介したい。

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ポエティスム(Poetism) ---「生活の芸術」

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展覧会冊子 257×172mm 44pp.

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京都国立近代美術館の常設展示チェコ・ブックデザインの実験場 1920-30年代』展を紹介する冊子に、立命館大学准教授ヘレナ・チャブコヴァーはボエティスムをについて「ポエティスムの野望は、詩のような人生が、生活そのものになるということであった。ポエティスムは自由な想像力や遊び心、幸福、いまという瞬間、喜びといったテーマに人々を誘った。」と説明し、続いてタイゲの「絵画詩」の理論についても言及し「絵画とコラージュによる視覚的に構成された詩が印刷され、一般に流通することになる。」としている。

www.momak.go.jp

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 特定研究員・本橋仁をむかえての研究が、展示も含め素晴らしい成果となった。小生はポンピドゥー・センターのマン・レイ展カタログ(1998)と、今回のカタログの該当頁を見比べ、トリミングの妙に恐れ入っています。

 

『チェコ・ブックデザインの実験場 1920s-1930s』展 at 京都国立近代美術館

 

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京都国立近代美術館の常設展示室(4F)でチェコアバンギャルド書籍等120点あまりを紹介する展覧会『チェコ・ブックデザインの実験場 1920-30年代』展が催されている(7月12日迄)。本展もコロナ禍の感染対策により、やっと観覧できるようになった経緯があり、当初の5月10日終了が延期されたので、ファンとしてはありがたい対応に感謝しているところである。

 

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 シュルレアリスム画家、トアイェン繋がりから関心を持ち始めたチェコの書籍だけど、国際都市パリ周辺で起こった多くのシュルレアリスム運動を、リアリティを持って現代の日本で体験させていただく、興奮に、酔いしれた。マン・レイの写真『涙』(1932)の、瞳の魅力を示すには、この位置以外に考えられない抜群のトリミングで表紙に使ったズデニェク・ロスマンの『パレットの上の熱情』(1935)の見事さはどうだろう、色をさしたビーズの美しさ、タイトルの「Vedro」との協調、好きであります。

 

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図72 212×130mm 110pp.

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 おおよそ作家毎に並べられた書籍の、展示ケースのお洒落な具合、足元のサイン、薄暗い壁面に投影されるチェコの人たちの肖像。時代の雰囲気、地政学的な位置取りの暗さにも光があたって、表紙や書籍の背表紙に見入ってしまった。この地の言語は理解できないけれど、美術館が用意した説明を手がかりに、内容にまで入りたい気持ち…… カレル・タイゲによるブルトンの『シュルレアリスムとは何か?』(1936)、ヨセフ・シーマによる『ナジャ』(1935)、それに、『マルドロールの歌』(1929)なども。

 

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図81 189×130mm 157pp.

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カレル・タイゲ編 『Red』全29号 1928-1929

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 今回の展示は、『チェコ・デザイン 100年の旅』展の関連企画であり、大阪中之島美術館所蔵品と聞く。本好き、資料好きにはこたえられない眼福の展示。パリからもプラハからも遠く離れた京都で、アバンギャルドの種が100年の後に花開く。ブックデザインが「反映する時代の雰囲気」。銀紙書房本は、なにを反映しようとしているのか、展覧会を観ると我が身にかえってきます。尚、展示リストの他に、西村祐一デザインによる44頁の冊子が用意される、お土産付きの好企画となっている。