忙しくしていたので、門徒でありながら親鸞さんの展覧会報告が会期後となってしまった(最終21日)、反省しています。観覧した日は雨降りだったが、信者さんが観光バスを仕立てて来られている様子で館内は多くの団体さんに溢れていた。名古屋時代を思い出しつ…
--- 先日、ギャラリー16で京近美と連動するような展覧会のチラシ(時代の風を感じる)を頂戴した。美術館より半年程早く開廊した現代美術に特化した「場」は「作家からの熱気を受けて」のスタートだったという。6月13日から7月2日の会期で催される今回の展示は…
北井一夫さんの展覧会が今日からスタート(6月24日迄)、イベントもあるそうです。参加したいですね。
30.5 × 19.5 × 2.3 cm 265pp 「開館60周年記念 Re: スタートライン 1963-1970/2023 現代美術の動向展シリーズにみる美術館とアーティストの共感関係」 編集: 牧口千夏 調査・編集協力: 宮田有香 翻訳: クリストファー・スティヴンズ ブックデザイン: 西岡勉 …
京近美で興味深い展覧会が催されている。これは、1960年代の美術(当時の現代美術)が見直され、社会や文化の状況へ正しく(?)置き直そうとする、近年のトレンドの一つと思う。『現代美術の動向』展(1963年〜1970年)を開催してきた国立館の矜持は、見ごたえの…
令和5年度 第1回コレクション展は7月9日(日)まで
やっと小池貴之さんの写真を拝見した(5月14日迄)。彼はリーフに「この展示が始まる頃には戦争が終結していてほしかった」と書いているけど、現実は厳しい。その背景があってのキャプションと映像の繋がりがなんとも味わい深く、わたしも含め銀塩写真の魅力が…
4月8日から始まった興味深い展覧会の作品リスト(作品577、資料157) ── 送っていただいた(深感) ── をみていると、作品保護の為か写真については前期・後期と別けた大幅な展示替えが行われる模様で複数回の訪問が前提。コレクター気質の小生などは中心作家の…
●ときの忘れもののブログにパネル張りのオリジナル写真が紹介されているが、今日は写真家・植田正治の誕生日。生誕100年にあたるという。京都岡崎・神宮道にある京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスクの二階でも植田の展覧会が催されている(4月2日(日)迄)…
● 『ピカソとその時代展』 at 国立国際美術館 『ヴェネツィアの女 IV』ブロンズ 1956年 --- ● ジャコメッティは彫刻と絵画において、自分の目に見えるままの人間を表すという課題を追求し、脆さを抱えながらも空間の中で確かな存在感を持つ人間像を生み出し…
● 『ピカソとその時代展』 at 国立国際美術館 『雑誌「ヴェルブ」第4巻13号の表紙図案』切り紙 1943年 ● ベルクグリューンが晩年に収集したマティス作品には、静と動、あるいは安息と活力という対照的な性質が表れている。1940年代以降にマティスの制作の中…
● 『ピカソとその時代展』 at 国立国際美術館 左から『朱色のアクセントのある方形の抽象的な色彩調和』油彩、水彩他 1924年、『平面の建築』水彩、鉛筆他 1923年 --- 「バウハウス時代を中心としたクレーの絵画34点」招来。「ベルクグリューンは1936年にド…
● 『ピカソとその時代展』 at 国立国際美術館 左から『ギターと新聞』油彩・砂 1916年、『グラス、花束、ギター、瓶のある静物』油彩 1919年、『青いギターのある静物』油彩 1924年 『アプサントのグラス』着彩されたブロンズと銀メッキのスプーン 1914年 左…
● 『ピカソとその時代展』 at 国立国際美術館 左から 『座るアルルカン』水彩 1905年、『ジャウメ・サバルテスの肖像』油彩 1904年 --- ハインツ・ベルクグリューンがピカソと知り合ったのは1950年、詩人トリスタン・ツァラの紹介だったという。 左から 『女…
● 『ピカソとその時代展』 at 国立国際美術館 会場最初のコーナーにベルクグリューンの洒落た縦長カタログが並んでいる。これはオリジナルのリトグラフやポショワールなどを用いた優れもの。プライスリストを付し世界中の顧客に送って注文をとっていたのです…
小生、1970年代にベルクグリューンの店から版画を購入。氏には『最高の顧客は私自身』という著書もあるので注目してきた。従来から極東の地にやってくる「巨匠が並ぶ触れ込み」の展覧会では名前負けの作品ばかりが多いけど(がっかりする)、今展は違います。…
「質より量への誘いが最も危険なことだ」(シモーヌ・ヴェイユ)と、いつも魅力的な引用で強化されたフォトカードを送ってれる西宮の竹田さんが、個展を催されている(3月5日迄)。 --- 展覧会参加への誘いがあったので、「この肉体がどこにあろうとも、精神は自…
出版案内状 14.8 × 10 cm --- 京都文化博物館2階総合展示室で『続・戦後京都の「色」はアメリカにあった!』展開催中 4月2日(日)迄 リーフレット 29.6 × 21 cm 4pp. --- 「展示する写真は、リバーサルフィルムをスキャナーでデジタル化し、色彩補正、ゴミ修…
友人に誘われ冷泉通りのMORI YU GALLERYで松田幹也さんの個展「Slow Comfortable Screw」を拝見した(26日まで)。哲学的でエロティックな螺子をドライバーで捩じ込む饒舌な作家、長くニューヨークで活動され、日本では初個展という。作者によるとScrewはスラ…
『The 27th KYOTO / HOW are you PHOTOGRAPHY?』展は昨日(25日)、PHOTO PARTY [PHOTO NOEL]を経て無事終了。ご高覧いただいた皆様、出品された皆様、運営に携わってくださった皆様、本当に有難うございました。 --- 今回は各自の会場壁面を2メートル(京都写…
青野友明 『抽斗の恋』 --- 朝賀よる --- 『The 27th KYOTO / HOW are you PHOTOGRAPHY?』後期 無事終了いたしました。小生、刺激を沢山いただいて、来年は、どんな作品にしようかしら。この後、一品持ち寄りによる「PHOTO PARTY」に突入…… ですが、小生、諸…
BIELLA ─Palazzo Ronco July 25, 1930 ビエッラはアルプスのふもとにある織物工業の中心都市。ミラノの西、 トリノの北東に位置する。公園に面して建つロンコ邸はトリノの建築家ゴッタルド・グッソーニ設計、1925年竣工。2本のクレネル塔に囲まれた外観はル…
Musée de Cluny 278 ─ METAL. ─Ceinture de Chasteté (époque des Croisades). ND. Phot. 金属製貞操帯(十字軍時代) パリ5区、クリュニー美術館蔵 開閉部象牙、自在鉤によるサイズ調整、ビロード覆い、鍵付き 整理番号6598。結婚式の夜に花嫁の帯を解く花婿…
夢野久作が著した幻魔怪奇探偵小説『ドグラ・マグラ』の世界が、昨年の東京に引き続き、ヴァージョンを変え、京都で催されている。10年あまりの歳月をかけて構想がねられ、複雑で、容易には理解できない(必要があるとして)書物世界が、見事にビジュアル化さ…
Livorno – Piazza Carlo Alberto e Via De-Larderell March 2, 1931 リヴォルノはイタリア・トスカーナ州の都市、フィレンツェの西。リグリア海に面した港町でイタリア・ルネサンス期の理想都市といわれる。本状のカルル・アルベルト広場(現在の共和国広場)…
会期は25日(日)迄 ギャラリーメイン 麩屋町通五条上ル --- 会場に森岡誠が撮ったあの頃の京都が戻っている。懐かしく、素直であったあの頃。 ── 「撮影場所をなるべく正確に列記」する氏のスタンスが好き。例えば「京都市下京区富小路通仏光寺」写真のリアリ…
PARIS ─ Rue Halévy et Rue Gluck April 4, 1924 パリ9区、アルヴィー通りとグリュック通りが交差する場所はオペラ座東正面で、メガバンク、ソシエテ・ゼネラルのある建物北側にラファエット百貨店(見えない)がある。本状は1924年4月2日付けでイギリス海峡に…
STEBBING PHOT 少女像 葉書用印画紙焼付手彩色 1900年代 撮影者のエドゥアール・ステッビングはベル・エポック期のパリで活躍した1836年生れのイギリス出身の写真家、英語教師、写真化学教授。1914(5)年パリで没。本状周辺部分の銀塩劣化が絵葉書ブーム期の…
『entire』by Teruo ISHIHARA --- 表題の展覧会が四条河原町上ルのギャラリーマロニエで始まりました。本日初日、後期も力作、話題作、盛りだくさんとなっていますので、ご高覧いただけたら嬉しい。 5F 左から: 田中邦雄『奈良町』、LANE DIKO、山下一夫『表…
本日から12月25日(日)迄 12:00〜19:00(最終日は18:00) 『entire』by Teruo ISHIHARA --- 恒例となっている京都写真クラブ主催の写真展、今年は「京都写真展」と「HOW are you PHOTOGRAPHY?」が合体した賑やかな会場となっている。若い皆さんから沢山の刺激を…