創作をしてみました。


京都市中京区

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庭に降りて、亡き友の頁を開き直すと、草花の色彩や葉陰の風が夏の近い事を思わせる。梅雨が終わらないと巡行も始まらないし、還暦過ぎの肌には蚊も来ない。孫がいなければ蚊取り線香も要らないなと笑ってみるのも良いか。残っているのも逝ってしまうのも、変わりがないと達観するには、まだ、いくつもの夏を越えなきゃならんだろうな。