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Musée Oldmasters Museum
Rue de la Régence/Regentschapsstraat 3 1000 Brussels
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ベルギー王立美術館のひとつである古典美術館は、同国のフランドル派を中心に15世紀から18世紀の絵画を展示している。入館するとグランドフロアーの大空間にベルギーのアイデンティティを象徴する『ベルギー独立革命の情景、1830年』が飾られている。ルーブルにあるドラクロワの『民衆を導く自由の女神』と類似する作品は、ベルギーが1799年にルーブル(当時の中央美術館、ナポレオンの政令による)の分館として設立されたこと、フランスと同様の市民革命がベルギーでも起こったと示したいことに起因している。
ギュスターブ・ワッペルス『ベルギー独立革命の情景、1830年』1835年
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1階に上がると天井が高くゆったり作品が並べられている。ガイド氏の説明を聴きながら、気になる作品をパチリ。70室の作品から分かる範囲で作者と題名を記しておきたい。自信ないけど……
カルロ・マラッタ『アポロンとダフネ』1681年
(左) ボニファーツィオ・デ・ピタテ『パリサイ人シモンの家にいるイエス』1520-50年 (右) ホセ・デ・リベーラ『マルシュアスの皮を剥ぐアポロン』1637年

バーテルミー・デック(ファン・エイク)『エクスの受胎告知』1443年頃 三連祭壇画(注)の右翼 後方なロペルト・カンピン『受胎告知』

上掲、三連祭壇画右翼裏面
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ロヒール・ファン・デル・ウェイデン『アントワンヌ・ドゥ・ブルゴーニュの肖像』1463年 (手前ケース内)
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ディルク・ボウツ『皇帝オットー3世の正義: 無実の伯爵の斬首と火による試練』1471年〜1475年 二連板
[メモ]
ディルク・ボウツは1410年〜1420年生まれの初期フランドル派の画家。ガイド氏の説明では「北ヨーロッパで最初に遠近法における消失点を発見した」として知られ、1475年没。上掲は1468年にルーヴェン市の市庁舎を飾る「正義図」の依頼により描かれたが、死により右パネルを完成させることはできなかったという。絵画(聖書)の物語は道徳的訓戒を人々に与えた。神の加護と皇帝の権威が重なる時代感に不足を覚える凡夫としては「毅然として誘惑を退けねばならない、首を落とされても妻が無実を証明してくれるだろう。人目につかぬよう静かにしていなくては」「言い寄られる魅力はどこから生まれるのだろう、頂戴」なんてね。
アフリゲムの巨匠、あるいは、ヨセフ・シーケンスの巨匠『カスティーリャのフィリップ美公と狂女フアナ』1505年頃 最後の審判三連祭壇画の翼の細部
アドリアン・イーゼンブラント『七つの悲しみの聖母』二連祭壇画の左翼 「高価な大理石に替え油彩で大理石彫刻風に描くのが流行った」とガイド氏
クエンティン・マサイス『聖母子』
ハンス・メムリンク『聖セバスティアヌスの殉教』 1927年 キリストと同じところに矢が刺さっているではありませんか。
ルーカス・クラナッハ(父)『アダムとイヴ』
ヨース・ファン・クレーフェ『聖母子』
無名『イカロスの墜落のある風景』1560年代 同時代のピーテル・ブリューゲル画模写か?
ルーカス・クラナーハ(子)『愛徳』
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クエンティン・マセイス『聖アンナの家族』 三連祭壇画(注)

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パティニール『洗礼者聖ヨハネの説教のある風景』
ピーテル・ブリューゲル(父)『ベツレヘムの戸籍調査』

南ネーデルラント派による『擬人的風景画』16世紀後半 フランス博士夫妻(ブリュツセル) 1988年寄贈 サルバドール・ダリの擬人画を連想させる。
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ジャック=ルイ・ダヴィッド『マラーの死』1793年 ドラマティックで政治要素の強い作品、2018年に招来(大阪市立美術館)したルーヴル美術館所蔵作の方が模写と聞き驚く。
ルーベンス『聖リヴィナスの殉教』『東方三賢王の礼拝』など
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工房による大量生産品、画家(1577年〜1640年)は顧客対応抜群、経営者にして七カ国語を操る政治家(外交官)、多作故に大味であるのは否めない。「宗教画でマリアの顔を観ると、最初の妻イザベラ、後妻のヘレナをモデルにしたことから描写の年代特定が可能」とガイド氏、古典美術館にはルーベンスだけの展示室(53室)がある。
ヨース・デ・モンペル『バベルの塔』 人物描写はフランス・フランケン2世とされる。
ルーベンス『キリストと姦通した女』 1899年ロンドンのクリスティーズで購入したと聞く。

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[メモ]
三連祭壇画は、北ヨーロッパでみられる観音開き式祭壇画のこと、普段は閉じられ日曜日やミサ、儀式の際に開かれる。外側の描かれたものも鑑賞に値する。「フランダースの犬」でネロ少年が望んだ絵画も、普段は閉じられていたのだった。── 創作ですが。
