ホテルから中央広場を抜けて徒歩5分。市内観光前に早足で撮り鉄モードになった。ヴィガドー広場停車場では昨夜と違い対岸の様子が確認でき、オレンジと白のツートンカラーがスタイリッシュなブダペストのトラムがひっきりなしにやってくる。1300型というのはガンツ KCSV-7のことで、レイルラボによると1967年〜1970年に製造された標準型CSMG-1を1996年〜1999年に更新したもの。
2系統 1321
23系統 1325
2B系統 1370
[メモ]
ガンツは1844年、ブダでガンツ・アーデラハームという名で設立された機械・電気製品・橋梁製造企業。鉄道車両の電気設備・システムも手がけ、鉄道部門強化は1959年のマーバグ社合併以降という。
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8.7 × 13.6 cm
[メモ]
ハンガリー保守派のサイトによると、「 グランド ホテル ハンガリア (Hungária Nagyszálló) は、ネオルネッサンス様式で設計され1871 年開業。客室約 300、ブダペスト初の 5 階建、初の高級ホテル。エレベーター、電信機を完備備、高級レストラン、ハンガリー鉄道 (MÁV) の切符売り場、銀行支店も併設。
1800 年代後半、ハンガリー生まれのオスマン帝国高官でハンガリー国立消防団会長でもあったオドン・セーチェーニ伯爵の発案でペスト (当時はアルソ ドゥナソル) の堤防下部が拡張され、ドナウ川沿いにホテルを一列に並べるオンデマンドの建設が開始された。1868年にハンガリー第一ホテル株式会社の設立を提案し、ヨーロッパレベルでも競争力のある時代に合った「ホテル」を建設することを目標とした会社設立の年に、ハンガリーの建築家アンタル・シュカルニツキーとヘンリック・コッホの設計に従って工事開始。
グランド ホテル ハンガリアのすぐ近くには、カールトン、ブリストル、リッツなどの高級ホテルが次々と建設され、ペスト側の堤防は首都の真に高級で賞賛に値する象徴的な場所となり、グランド ホテル ハンガリアは、貴族、発明家、俳優の間で瞬く間に人気となった。
しかし、建物は第二次世界大戦による爆撃で破壊され、修復されることはなかった(現存しない)。