「写真の都」物語 26 ── フォト・オピニオン

名古屋市美術館2階会場 2021.3.28(日)迄

「写真を楽しむということは、写真を作ることだと言いました」(山本悍右)

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左から、杉山茂太『SUD』シリーズ、展示壁を越えて、石原輝雄「高校生写真」

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左から、髙橋章『断層』、名古屋女子大『郡上』、展示壁にSugiura Yoji「刈谷・依佐美基地撤去デモ1969.9.21」「広小路通り、名古屋駅前1969.10.21」、石原輝雄『名古屋10.21』、手前ケースに写真絵本『三里塚1』『三里塚2』

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追加展示 石原輝雄「広小路通り 名古屋1969.10.21」「栄 名古屋1969.11.13」

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中部学生写真連盟高校の部・機関誌『フォト・オピニオン』No.1〜No.3 表紙撮影 杉山茂太

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  悍右さんは「『ぼくたちが生きていく情熱と、ものを作るということは積極的に繋がっています』って書いてたね、あれから50年、みんなどうしているのだろう。『美味しいものを食べて、楽しくやらなくちゃ! 』(とS君)、やっぱり味噌カツ定食ですか、『あんたが、FBに連盟バッチって書くから、今日は付けてきたよ(ハハ)』」。と、とりとめのない会話。

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 写真への立ち位置は人それぞれ、「私写真」に対する批判的意見もあると承知する。しかし、サークルを運営する「組織論」とはいかなるものだろう、集団の力と集団における「個」とは…… 『山本悍右とフォト・オピニオン』については、芸術批評誌『リア』14号(2006号)に寄稿した。手にとっていただけると嬉しい。