「写真の都」物語 27 ── 最終日・感謝の44日。

2月6日から始まった名古屋市美術館での「『写真の都』物語 ─ 名古屋写真運動史:1911-1972」展も、あっという間に最終日となった。コロナ禍の感染症対策で開催が延期されながらも、無事に拝見させていただくとができ、有り難く嬉しいことだった。この後は、それぞれの都市・地方で写真の歴史を俯瞰する展覧会が開かれるだろうと期待する。東京の1970年、大阪の1970年、広島の1970年、どんな切り口となるのだろうか?

 

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広小路通り桑名町

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 写真機械と材料の店・山本五郎商店(広小路通り栄町一丁目)のあった戦前の様子を知らないが、1969年の国際反戦デーでは、写真の奥から手前へと、隊列に沿って写真を撮っていたのです。街路樹ってあったけ、伏見通り手前のカメラ店・ヒダカヤのおばちゃんには、写真部でS君ともどもお世話になった。あれから52年---

 

f:id:manrayist:20210321084824j:plain科学博物館に展示される名古屋市電1400型半銅製ボギー車(1936年)。1401「今池行き」

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アレクサンダー・カルダー モビール『ファブニール・ドラゴン』(1969)

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美術館のブログによると、竹葉丈氏が語った解説会の参加者数は2/20「芸術写真を越えて」52名、 3/6「前衛写真から主観主義写真へ」50名、 3/20「東松照明と<中部学生写真連盟>」86名だった。展覧会評がこれから、いろいろと現れるだろうと楽しみ。当事者としては500点あまりの出品目録が紀要に掲載されるのを期待したい。

 

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有難うございました。