マン・レイ忌 第46回

畳とアイロン 良い取り合わせです。今日はマン・レイの命日、早いもので、もう46年が経ってしまった。。昨年は彼が欧州での初個展(パリ、リブレリ・シス)を開催してから100年にあたったので、いくつか展覧会が催された。毎年、毎年、注目を集める「偉大な20世紀の芸術家」になってくれるのは、嬉しいような、困ったような複雑な感情。高騰するばかりなので、わたしから、遠ざかる(涙)。
 気楽に京都の古本屋でアイロンを手に持つと、リブレリ・シスじゃないけどマン・レイになった気分。以前、アンティークショップでこれを手にした時、購入を我慢した。我が家に置くと「贋作者」になりそうなのです。「おしゃれ泥棒」のパパになっちゃう(ハハ)。

 

町家古本はんのき → 下長者町通御前東入ル (京都市上京区鳳瑞町225)

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 フイリップ・スーポー(?)氏にお願いして、パチリを幾枚か。本屋さんですから、気持ち入ります。この「GENDAME(憲兵)」マーク、サイズ5のアイロンは、DIC川村記念美術館で展示中のセゾン現代美術館蔵の『贈り物』(1921/63年 ed.5/9)とは、取手の形状が異なるけどほぼ同じ、なので「鋲を入手すれば造れるじゃん」。鋲もよくアンティークショップで見るからね……

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 没後50年に向けて、世界中のいろいろな美術館がマン・レイ展を企画していると聞く。オブジェならパーツだけを並べるのも良いかも(ハハ)。