聖ヴィート大聖堂(3) ── 6日(木)

『聖キリストと聖メトディウス』アルフォンス・ミュシャ

09:35

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[メモ]

 有名なステンドグラスの作者をミュシャと呼ぶか、チェコ語のムハで呼ぶかは、観る者の立ち位置を表すようで興味深い。光の芸術といえるステンドグラスは光の角度によって表情を変えるので上掲写真がベストとは言い難いが、北面に掲げられていたので変化云々は杞憂だろうか。ムハのブルーは「民芸」的で故国に寄り添う感が強く、小生には今ひとつ。プラハの人たちはパリへの憧れが強く、ミュシャと呼び、アール・ヌーヴォーの時代を好むと聞いた。作品制作は愛国心を喚起する1930年代前半、ムシャ70歳の頃という。