15世紀末の建築時、中欧最大規模のホール、ゴシック様式のリブボールド天井が美しく晩餐会、祝宴、舞踏会や室内競技、騎士の馬術競技などが行われた。神に連なる聖ヴィート大聖堂と対象的に、王侯貴族(人間)の世界は簡素。チェコの国旗、諸侯の紋章が美しい。
紋章は左上から時計回りで、ボヘミア、モラヴィア、ボヘミア、シレジア。
馬のための階段
[メモ]
チェコスロバキア共和国は1919年から1992年まで存在。1948年からは共産党の一党独裁国家。チェコとスロバキアの両国に民族的統合の機運はなかったとされ、オーストリア=ハンガリー二重帝国、ドイツのズデーデン地方政策、ソビエトの介入などに翻弄され続けた両国だった。国家チェコの標語は「真実は勝つ」。国旗は汎スラブ色(赤、青、白)でスラブ民族の連帯と統一を目指すもの。小生など「チェコスロバキア」と覚えた世代なので隔世の感を持つ。
