マーチャーシュ教会 ── 10日(月)


[メモ]

 正式名称「聖処女マリア教会」13世紀末王ベーラ4世の命によりロマネスク様式で建立、14世紀ゴシック様式で再建、15世紀マーチャーシュ王による塔増築。16世紀ブダがオスマン帝国に占領されモスクに改装、その後150年間「フレスコ画は塗り込められ、アラーの神への礼拝がおこなわれた」。カトリック教会に戻った後、17世紀正面バロック様式変更。オーストリア=ハンガリー二重帝国に向けフランツ・ヨーゼフ1世と皇妃エリザベートによるハンガリーでの戴冠式ゴシック様式への回帰。第二次世界大戦時に大打撃を受けたが、改築時の姿に忠実復元。民族の歴史を鼓舞するある種ディズニー的テーマパーク。ビザンチン様式の文様、色使いが美しい。
 教会の構造、東西南北の位置関係がモスクと通じる部分があり、他の教会と異なり16世紀に破壊されなかったとも聞く。