19.8 × 12.8 cm 120pp 定価: 税込1870円
---
池田康さんが詩集『ひかりの天幕』(4月20日発行)を上梓された。「近年書いている比較的長めの詩を中心」に纏められたそうだが、彼の詩には社会へのアンチテーゼが含まれ潔く、阿ることなくわが道を行く姿勢が小生にも伝わって「プロテストの写真」と同じ立ち位置を味あわせてもらった。例えば『左目の王』の一連 「左目の王が逝く/ もうとうに異界に入っていた右目を追って / 今朝 川を渡り」。あるいは、小気味良い謎解きの『地図』など「赤いバッテンはなんなのだ」楽しめますね、ありがとう。