Bookish 10号

 経理マンとして決算最終日だったので、昨夜は遅く帰宅。今朝は異常に眠たい。ウツラウツラとしながらも、定期券を買いに外出。自転車をヨロヨロと走らせるありさまだった。四条烏丸界隈では翌日からの祇園祭り準備で電線の防御幕貼りや提灯飾りが始まっている。和服姿の女性の幾人かを、嬉しく拝見した。今年の宵山は、三連休最終の祭日、どれだけの人出となるのだろうか。

 画箋堂へ行ったら来週、夏のバーゲンと告知があったので、出直す事にする。それから二条まで上がって三月書房へ。「ミニ特集カタログ探検」に気が付いて「Bookish」 10号(*)を購入。水沢勉さんが「展覧会図録が、いつまでたっても、どこか出版物としてグレーな領域を残している、半端な存在になりがちなのは、一方で、この空気が、不可欠であると同時に、すぐに消えてなくなってしまう性質のものであるからだ。」(45頁)と書いている。銀紙書房の近刊予定はマン・レイの展覧会資料に焦点をあてたコレクション・リスト。そのテキスト執筆の参考になりとても有り難い特集だった。

 明日、7月1日は京都写真クラブの総会。会場は四条大橋南西角の東華菜館。5時から7時までは懇親会なので、ふるってご参加を。


(*)この号のメイン特集は杉山平一、氏の書き下ろし「単純の道」に興味ひかれた。寝床で就寝前に読んだ。このような調子、わたしもいずれ書いてみたい。