彼の帽子とステッキ

 先月6日にスペイン・マラガに本拠を置く新刊書店に注文したマン・レイ関係の書籍7冊が到着した。荷物は1月31日にフェデックスで出されたが、パッケージには大きなシールで「税関手続きの為、内容点検開封済」とあった。やれやれ。
 このところ、スペインでのマン・レイ注目度が高いようだ、ネットの古書店サイトにもスペイン勢が進出してきている。でも、やりとりがスペイン語となると、いろいろとややこしい。今回はエデイションの変更があったりして、注文全部が揃わなかったので、困った。メールが入るたびに、英語でねとお願い、無事に届いたから良かった。海外のサイトで新刊書を注文する時は、国際出版本が入ったりするので、確認が難しい。今回、三冊がだぶりとなってしまった。表紙カバーが異なるから良いか(笑)。

 マドリッドで昨年開催されたマン・レイ展「呑気にしているけれど、無関心ではいられない」の記念出版本は、探しても会期と会場名が判らない。トラストでの紹介とネットの記載では会期がことなっているので、学芸員に問い合わせをしてみよう。この展覧会は、マン・レイ・トラスト、コレクションからの展示で、レイヨグラムにつかったオブジェの現物といった興味深いものの他に、マン・レイの帽子やステッキ、パスポートまでが図版となっている。ファンにとっては楽しい。