同じ探索をする人物と遭遇

 花冷えなのか数日寒い。朝一に「雪やコンコン」の本年最終便で灯油を確保。雛飾りを片付け部屋掃除。午後から府立図書館へ出掛ける。コースを変え水明洞、中井書店から覗く。このところ4人の日本人作家を調べていて、関連する1920-30年代資料を古書店で探している訳だが、府立図書館地階に降りてパソコン前に座って驚いた(14時30分)。右側にめざす本が置かれている。それも8冊。「ええ」(感嘆詞)、わたしと雰囲気の似た人物(同世代、白髪、花粉マスク)が、書庫から取りだしてもらい調べているのだ。---「ムム」同じ関心領域。ノート、付箋とコピー準備のやり方も同じだなんて。こんな事あるのだろうか。忘れられた詩人・画家と思っていたけど、焦るな。銀紙書房刊本は「マン・レイ展のエフェメラ」があるので、この調べものを纏め本にするまでには3年はかかるだろうからな。書庫に戻してくれないかなとしばらく注意して見ていたが、地図を確認している様子。詩人の住まいや取り上げたテーマの地勢を確認しているのだろうか、まいったな。この人の顔を覚えておかなくちゃ。必ずこれから出会う人になるだろう。しかたがないので、別の資料3冊をお願いし、閲覧の後、借り出し手続きを行った。

 不思議な出来事だ。その後、井上書店、あーす書房で買い物。ガケ書房、欧文堂、紫陽書房、萩書房、福田屋書房等を回り、岡崎に戻ってギヤラリー16へ。続いてメディア・ショップへも。すっかり暗くなってから帰宅。