午睡書架の芸術誌『シエステ』創刊号に寄稿した「悲しきドライヤー」のネタ本は、上掲のカタログ『アンドレ・ブルトン図書館の至宝』(2016年、ギャラリー1900-2000発行)。マン・レイのオリジナル写真3点が添付されたシート『1931年 パリ国際植民地博覧会レポート』には驚きました。──『シエスタ』を読んでいただければ、小生の興奮、ご理解いただけるかと思う。── 冊子には画像を載せていないが、1930年代風のドライヤーは幾つかがネットオークションに出品されている(バイブレーターもあるのではと、期待した訳)ので、マン・レイの写真とネットの画像を比較検討しておりました。
ルイ・アラゴン旧蔵(5番)品を扱ったサザビーズのオークション・カタログには、シュルレアリストたちが「政治的な理由と、アフリカの芸術と神話が意識的・合理的な思考を迂回して豊潤な無意識に到達すると考え」帝国主義的なフランスの植民地博覧会に抗議し、別に『植民地についての真実』展を開催したことに触れている。
ネットオークションから引用
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午睡書架に出稿したあと、以下の絵葉書を求めた。
9.1 ×14 cm