『キュビスムとマン・レイ展』


Galerie Françoise Tournié / LE CUBISME ET MAN RAY / 56×40cm.

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10月の営業は今日が最終日。会社の業績が良かったものだから、気分よく帰宅。今月も「マン・レイ」話ではバタバタとしておりました。10月9日にクリーブランド(オハイオ州)から到着し直ぐに紹介するつもりだったフランシス・トルニエ画廊 のポスターの話題も遅くなってしまった(御免なさい)。古書店の紹介画面で油彩『二人』をイメージに使った、キュビスムマン・レイに関する展覧会を知った時、現在、軽井沢の高輪美術館コレクションとなっている本作のプロミナンス(ダニエル画廊に出品(1915年)された後、戦後になってトルニエ画廊、メイヤー画廊で展示、1983年にサザビーズのオークションに登場)を証明する貴重な資料だと興奮した。
 トルニエ画廊は1972年11月と1974年11月に『マン・レイ展』を開いていて、その間の展覧会が、このポスターの『キュビスムマン・レイ展』にあたる。わたしは、ベルメール、ドミンゲス、マン・レイと云うシュルレアリスト3名の名前が印刷された1972年のポスターも架蔵しているけど、トリニエ画廊の印刷物は、なんとも、さりげなくて、良いモノである。---案内状も見付けたい。

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マン・レイのパリ 1972年』展に展示したトリニエ画廊のカタログとポスター(ギャラリー・マロニエ、2012年)。