『聖バルトロマイ』by 石原輝雄

京都写真クラブ主催の『The 28th HOW are you, PHOTOGRAPHY? 』が、河原町通り四条上ルのギャラリーマロニエを会場に、今日から始まりました。小生は3階に『聖バルトロマイ』と題した絵葉書5点構成を出品。会期は24日(日)迄、ご高覧いただけると嬉しい。

 「バルトロマイ」はイエスの12使徒の一人としてダ・ヴィンチの最後の晩餐左端に登場、ミケランジェロの大作『最後の晩餐』でも描かれている。「エスの死後、アルメニアでの伝道活動中、皮剥の刑にあい殉教」したといわれ、イタリアでは特に人気の守護聖人黒死病から身を守ってくれるとか。上図の彫像(ミラノ、ドゥオーモでパチリ)がマントのように身にまとうのは、自身の生皮。ウィキによると洗礼名をバルトロマイとしたキリシタン大名(大村純忠田中吉政)の名があげられている。

12月14日 決まりました。
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POMPEI ─ Museo─ Cadavere di un Uomo (modello in gesso) ポンペイ 博物館 男の死体(石膏模型) イタリア南部ナポリ近郊ポンペイは、西暦79年のヴェスヴィオ火山噴火による火砕流で一瞬にして地中に埋まった。人口一万人弱。「後に発掘されれた際には遺体部分だけが腐敗消失し、火山灰の中に空洞ができていた。考古学者たちはここに石膏を流し込み、逃げまどう市民の最期の瞬間を再現した」。 本状制作1910年代、未使用。

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ギャラリーマロニエ3F http://www.gallery-maronie.com/exhibitions/gallery3/8252/