写真、ビニールシート、カッティングシート
---
ギャラリーマロニエの4階で竹山富貴(Takeyama Fuki)さんの写真展『2人きり』を拝見(13日迄)した。女性をテーマに表現する女性の作家が、昨今の「コロナ禍」の閉塞感の中で、人と人とのつながり、「もどかしさと愛しさ」を見せてくれた。壁面の写真パネルとビニールシートの間に、潜んでしまいたいエロテイシズムと、思いやり故の匿名性もあって、絶妙な展開となっている。河原町界隈の人の流れも幾分戻ってきたように感じる9月、マスクをした人たちとすれ違う違和感に慣れてきたわたしの目が、適切な距離感、恋人たちの運命共同体で、ちょっとハッピーになった。ありがとう。作家は美術系大学の4回生で、これは「選抜個展」だそうです。
---