マッチ箱 グッドマン

マッチ箱を久しぶりに見ると、伏見の他に荻窪にもあったようですね。オーナーの岩田信市氏は名古屋の現代美術を牽引した「ゼロ次元」のメンバー、マッチのデザインも氏によると思います。詳しくは「日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ」2015年8月28日参照。藤原良太氏の『岩田信市のジャズ喫茶グッドマン〜夢かよ』によると「店の入り口と奥の天井付近に客を挟み込むようにスピーカーが取付けられ」「音の坩堝にはまっているような、渾沌といった感覚が蘇るのだが、これはスピーカーのセッティングによるものだったのだ」という。

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 ジャズ喫茶で使ったマッチ箱は記念に残し、いずれ標本箱を造るつもりだった。改めて取り出すと経年劣化がおびただしい。私にはリアリティがあるけど、見ていただくのに失礼があってはと、若干、フォトショップで修正しております(笑)。