愛しのマン・レイ展 出品: 110, 111
1931年〜33年に独逸で映画演劇の脚本、演出の勉強をし、帰国してからは宝塚の脚本家として活躍、戦後は朝日放送の『部長刑事』を演出した中西(菊本)武夫が残したスクラップブックに貼られていたマン・レイからの手紙とタイプ原稿については、拙著『三條廣道辺り』(銀紙書房、2011年)に詳しく書いた。図版と邦訳も載せた。手紙の頁は展覧会に出品したことがあるが、タイプ原稿については、前期のみ(2月16日迄)と前置きするが、『愛しのマン・レイ展』が初めてである。
今展の図録169頁に盟友土渕信彦による邦訳を掲載しているので、読んでもらいたい。14年前の拙文に「表題と筆名の欠落した原稿に新たな装いがほどこされ何処かの新聞に紹介される場面を、マン・レイに狂っているわたしは夢見る。美しい偶然になるだろうな」と書いた。これは偶然だろうか、必然だろうか、学芸員の判断に感謝申し上げる。この先は欧文を何処かで紹介したい、そんな夢をまたまた見ております。
『三條廣道辺り』刊行案内→ 『三條廣道辺り--戦前京都の詩人たち』

* 会場撮影は関係者の許可をいただきました。感謝申し上げます。