April 9, 2006
   
 
3月中旬から思うところがあって、マン・レイの資料収集に取り憑かれている。自らの選択なので面白く熱中している。その為『日録』がおろそかになった。お詫びもかねて経過報告をしなければと反省し、書影と共に報告させていただく事にする。下段に示す順番はおおむね手に入れた経過、前段の「-----」までが、路面店で直接求めたもの。

 この中で、特に惹かれるものは1)のカード、よれよれだけど見たことないんだよね。8)のカタログは、イタリア・ジュノバでの展覧会、15.1x11.1cmと小サイズでとてもカワイイ。表紙のラベルなんて涎の世界。9)のマン・レイのアトリエでの写真は、フランスでの再版だけど、未発表も含まれて興味深い。等と書き出したらきりがない。

 『日録』の読者の方々で、デュシャンに関心を寄せられている人には、12)シーン・ケリー画廊での二人展を記録する「錬金術の50年」がお薦め。ピンクの表紙なので購入を躊躇していたのだが、手にしてみるとステキな意匠にあふれている。新刊だから、皆さんもゲット可能ですよ。

 2) man ray magies, Valerio Deho, 2005

 3) Man Ray Portraits, 1963

 4) Man Ray, Pierre Descargues, 1991

 5) CAHIERS G.L.M., Novembre 1936

 6) MAN RAY'S PARIS PORTRAITS:1921-39, 1989

 7) Man Ray -- Maurice Tabard Paris, Galerie 1900-2000, 2000

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 8) Man Ray Pourquoi pas ?, 1971

 9) L'Atelier de Man Ray, Maxime Godard & Michel Butor, 2005

 10) Noire et blanche de Man Ray, Alexandre Castant, 2003

 11) Man Ray, Ingrid Schaffner, 2003 

 12) MARCEL DUCHAMP-MAN RAY 50 YEARS OF ALCHEMY, 2004

 13) Man Ray, 2002

 14) Man Ray, galleria solferino, 1974

 15) Man Ray, Hanover Gallery, 1969
  
 上段のハーノーバー・ギャラリーの案内状が到着したのは、4月17日。文字だけのなんでもないモノだが、ロンドンでの展覧会は6月5日から7月4日までの一ヶ月間。裏面の消印を見ると5月30日にセーヌ在住のMr. Robert Valancay氏宛に送付されている。油彩と愛しのオブジェによる同展では、メタル表紙のステキなカタログも用意されている。あと、ポスターが手に入れば、展覧会3点セットとなるのだが、何時の事になるのだろうか。