案内状


展覧会 「マン・レイのパリ 1972年」 案内状 14.8×10cm
印刷通販の会社から、発送通知メールが入り、本日、9時30分到着。早速に開封すると、さすがのオフセット印刷、渋い仕上がりとなっている。弊宅のインクジェット・プリンターで出力した場合の青みが消え、モニターに近い発色となっている。淡いブルーも期待したけど、本番のオーソドックスな発色も、40年を経過した「新聞」のヤケ具合が入ってまずまずかと思う---これで行きましょう。 案内状の発送・配布は11月中旬を予定していますが、その前に欲しいと思われる方は、お知らせ下さい。若干数は先にお送りしたいと思います。

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 昼から府立図書館へ出掛ける。地下鉄を降りて木屋町をブラブラ上がると「高瀬川舟まつり」が楽しく行われていた。ビールも美味しそうだけど、調べ物があるので我慢し一之舟入りに泊めてある高瀬舟に乗せてもらう。こんな感じなんだと低いアングルで写真を幾枚か。この催しは恒例で銅駝高瀬川保勝会の主催との事、着物の女性も多く祭好きにはこたえられません(笑)。


 夕方、ギャラリーマロニエによって、刷り上がったばかりの案内状をお見せしながら展覧会準備の進捗状況を報告。---まだまだやらねばならない事ばかりだね。今週の展示を拝見すると、加藤咲さんと云う芸術系大学4回生の仕事が面白かった(4階)。初個展のようだが、題して“CHEAP CHIC”チープシック展。作品の様子は会場のスナップを見て頂くとして、彼女の言葉を転記しておきたい---“CHEAP CHIC”とは、安くて洗練されたもの、経済的なおしゃれなどを意味する。 私は、この言葉をたまたま読んだ本で知った。そこにはチープシックに生きるスタイルが提案してあり、一瞬でとりこになった。 スタイルが洗練されていてとにかくかっこいいし、幸せもあったからだ。チープシック エコやリサイクルとは全然違う。流行や高級品とも比べないでほしい。 エコやリサイクルは、感心してたって取り組まない。流行は早くて半年で変わってしまうし 高級品は品格があって、ものもよかったりするけどチープでない。 チープシックはもっと洗練されている。
 これを読む前に、年末のマン・レイ展カタログと案内状とビラのエフェメラ具合とセンスについて話していたので、加藤咲さんの「チープシック」のコンセプトに同感したんだろうな、写真をアップしながら、そのように思った。彼女の今後の活躍を期待したい。




KATO SAKI first exhibition in Gallery MARONIE 2012.9/18〜9/23