2024年回顧(海外)

 2020年のアメリカ大統領選挙開票をネットのリアルタイムで観ていた身には、7月13日にペンシルバニア州バトラーで発生した暗殺未遂事件には衝撃を受けた。演説中の銃撃が動画で流れる。何度も見直した。そして、上掲したAP通信社、エヴァン・ヴッチのパチリに気が付きスクリーンショットした。弾丸を捉えたニューヨーク・タイムズのダグ・ミルズのパチリもすごい。シャター速度1/8000秒というが、弾丸を捉えられる確率は100万分の1だという。

 神が選んだドナルド・トランプが11月の大統領選挙で選挙人312人を獲得(カマラ・ハリスは226人)し圧勝。アメリカ政治の方向は大きく変わるだろう。世界の政治に影響を与え良い方向になることを願う。

 それにしても、大手メディアの偏向報道、取材しない自由には呆れる。SNSのうねりがオールドメディアを凌駕した一年。真実の見極めは「ネット詐欺」の判別と同じく難しい。新聞の活字で一日が始まる小生のリズムが壊れる感覚、読売新聞の値上げ(明年1月1日から400円アップで朝夕刊4,800円)、19日の主筆渡辺恒雄死去(享年98)など象徴的な年末となった。補足すると朝日新聞2023.5〜  4,900円、毎日新聞2023.6〜  4,900円。

 

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 昨日報告した元旦の震災と2日の羽田空港事故が世界の変節点だったと思っていたが、師走25日に起きた「ロシア軍誤射」とされるアゼルバイジャン機墜落、29日に韓国南部・務安空港で発生した「バードストライク」あるいは「着陸装置異常」の可能性がある済州航空機の着陸失敗と、立て続けに人命が奪われた。もっと大きい「変節点」が待ち受けるのだろうかと、またしても暗い気分。戦禍・人災も含め航空機事故は連鎖するらしい(確証はない)が、地球の生理故だろうか。人類よ「悔い改めよ」と自問する。トランプ大統領の就任式は明年20日、穏やかな世界に変わることを切に願う。