野兎と再会、ここにもいらっしゃったのですか?


バリー・フラナガン 『ボールをつかむ鉤爪の上の野兎』 1989/90

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名古屋の白川公園で見かけていた野兎君とひさかたぶりに遭遇。大山崎山荘を見上げている視線は、英国紳士と関係するのかしら? 良いお天気の一日に濱田庄司の焼き物を鑑賞、民芸運動につらなる茶系統のものより明るいスリップウエアの一品が欲しいところ、安藤忠雄が設計した地中館で、至宝のクロード・モネ『睡蓮』連作を鑑賞。ぼんやりと池の淵に佇んでいる感覚、これはよろしいな、誰もが常設で対面できるのが嬉しい。──『日本風太鼓橋』が理解できた気分(大げさでした)。ルノアールユトリロ、それに、彫刻のマイヨールなどを見ているとコレクター氏の人柄がしのばれて、優しい気持ちとなった。雑念の無い収集、こうでなくてはいけません。この山荘はアサヒビールが復元整備しているのでアルコールが提供される。呑助にはこれがさらに嬉しい。二階のテラスから桂川や男山などの景色を堪能させていただいた。


吉野桜

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アサヒビール大山崎山荘 阪急大山崎駅・JR山崎駅との無料送迎バスあり。

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地中館へのアプローチ