8月14日(土) ─1 下鴨
よく降りますな、「もう許してよ」の気分。糺の森での納涼古本まつりも二日目、三日目と雨天中止、なんとか14日(土)に再戦できたが、その後もパラパラ濡れる悪天候、古書店のみなさん、ファンのみなさんお疲れさまでした。甲子園の高校野球も雨天順延が六度目になると聞く、コロナの緊急事態宣言対象も追加され、さらに大雨は続きそうで、全国の被害が拡大されないよう願う。さて、この先、いったい、どうなるの---
寸葉さんに再戦した折の、絵葉書を報告しておきたい。
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絵葉書の楽しみは、人々の間を行き来したアウラが今も残っている魅力だろうか? 100年程(消印、1926年9月13日)前のウィーンから名古屋へ宛て投函された一枚、カラフルな街と切手の意匠。図像のモニメントは1860年代にオースリア=ハンガリー帝国の海軍で活躍したヴィルヘルム・フォン・テゲトフ提督を讃えるもので、同市の北部プラーターシュテルンに建っている。円柱の両脇に飾られた錨と船のくちばし、尖塔の提督は高さ3.5m。グーグルで現存を確認できる。絵葉書の差出人はシェーンブルグ宮殿の西に住んでおり「富士山」が描かれたカードを所望しているようだ。絵葉書交換のネットワークがあったのかしら。
9×13.8cm WIEN II Praterstern
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Postkarte 9×14.2cm Bad Altheide, Kurplatz
画像はポーランドにある温泉保養施設バッド・アルタイデ(現在のボラニツァ=ズドルイ、チェコとの国境近く)。消印がはっきりしないが1930年9月16日と読め、ベルリンで落合、出掛ける約束を交わすような文面(チンプンカンプンだけど)。歴史のヒダに入り込み、ゾクゾク。