『きがふれて vol.2』at galerie16

2022.1.15f:id:manrayist:20220115220406j:plain日高理恵子『空との距離 VIII』

f:id:manrayist:20220115220415j:plain安喜万佐子 『shadow scape - forest west, lighting east 』

f:id:manrayist:20220115220421j:plain安喜万佐子『thousand years』

f:id:manrayist:20220115220428j:plain山部泰司『白い滝』『木立ち』『嵐』『横断移転図』

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 galerie16が三条京阪の高樹会館5階にあった30年前の1月14-31日に、Nさんの企画で秋岡美穂、稲垣貴士、日高理恵子の3作家を選び催された『きがふれて』展を、改めて拝見する(今回は秋岡、稲垣が安喜、山部に変わっている) 。凡夫は展覧会名を「き(気)がふれて」と読んで、一瞬、驚いたが、そうそう、もう30年か…… 画廊主の井上道子さんは当時の展示作品から「樹」は勿論、「気」とも読めるNさん独特のシニカルなタイトルが気に入っていたとチラシに書いている。小生、会場では時の流れを「気にしながら」作品を見ようとしたが、これは間違い、冬枯れの樹木の清々しさを思うのですな、溶けてしまった雪がそこにあったような感覚(昨日の積雪に引きずられています)、今日は春のおとずれにつながる……向こう側の「空と小枝や葉っぱの距離」をNさんは、視ていたのだろうな。3月になるとNさんが亡くなられて17年、笑っているのが目に見える。尚、展覧会は2月3日(木)迄。

 

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