『現代美術の80年代』展 at 国立国際美術館

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2日、開催の挨拶をされる館長の山梨俊夫氏と、出品作家代表の福嶋啓恭氏

大阪の国立国際美術館で『ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代』展が始まった(2019年1月20日迄)。美術館の独自企画だと云う。80年代の美術が「歴史化」されるのは、まだ先だと思うが、美術館の安來正博氏によって、見直しと云うか判断材料の提示がなされた。──65名の作家の約100点を展示。ちょっと、同窓会の雰囲気。もちろん、わたし的には懐かしい作家と、見過ごしてきた人たちの混在。(80年代の一時期、みても面白いと思わなかった仕事もたくさんあったと思い出す。)  安來氏にとっての80年代が、わたしと違うのは当然、出会いが一瞬だったとしても、ともに時代を過ごしたと感じてきた作家の名前を幾つか報告しておきたい。河原温(1932-2014)、木下佳道代(1939-94 )、辰野登恵子(1950-2014 )、野村仁(1945- )、北辻良央(1948- )、中原浩大(1961- )、松尾直樹(1962- )、松井紫朗(1960- )、宮崎豊治(1946- )、山部泰司(1958- )、森村泰昌(1951- )、北山善夫(1948- )、石原友明(1959- )、池垣タダヒコ(1955- )、剣持和夫(1951- )、堀浩哉(1947- )といったひとたちで、ギャラリー16でお会いしたり、作品を観たりした作家が多い。そして、名前と共に生年を書き入れたのは、1952年生まれのわたしと位置取りが、どのように違うか気になったから。世代が近いから同じように感じた、なんて事はないけど、どのように通過したのかの個人差は作品に反映するのかな。レセプションで昔話をいくつか、良い時間でした。

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出品作家の方と梅田まで世間話、街の様子も変わっています。

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