堀川団地

in『モダン建築の京都』展 2021.9.25-12.26

2021.11 京都電燈本社(現・京都関電ビル) p.186-191 竣工: 1951年〜1954年 設計: 京都府住宅協会 全6棟 鉄筋コンクリート造地上3階(市街地型集合住宅団地)、 リノベーション再生: 2014年〜2020年

 展覧会カタログによると、「太平洋戦争末期に延焼防止のための建物疎開で撤去した空地を、戦後の街路拡張整備、住宅不足の解消、防火建築帯構築、商店街再興などの目的で造られた。ラーメン構造3階立、1階店舗併用住宅、2・3階専用住宅、原則片廊下型アクセス。各団地で異なる平面と立面の試み、通風や採光への配慮、店舗によるにぎわいの創出など、より高い水準の住環境を供給しようとした設計者の気概がうかがえる」(要約)。1961年頃まで堀川通に沿ってN電と呼ばれた路面電車(狭軌軌道)が運行された。

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[ときの忘れもの拙稿] 『小さなカタログ、見上げる建築』 『親しげなヴォーリズ建築』