in『モダン建築の京都』展 2021.9.25-12.26
2017.4 平楽寺書店 竣工: 1927年 鉄筋コンクリート造3階建 設計・施工: 唐木屋工務店。 同書店は慶長年間創業の仏教関係書を扱う老舗出版社。川上貢監修の『京都の近代化遺産』(淡交社 、2007年)によると、「店舗棟の外観意匠は、ニ、三階を貫く二本のトスカナ式ジャイアント・オーダーで飾られているが、向かって左側の柱が付柱なのに対し、右側の柱は構造体となっている」とある。尚、展覧会カタログには立項されていない。
本作は国の登録有形文化財であったが、老巧化による耐震性の懸念から所有者の改修費用捻出がままならず、2017年に解体され、マンションを併設した店舗兼住宅に建て替えられた。
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2022.3
[ときの忘れもの拙稿] 『小さなカタログ、見上げる建築』 『親しげなヴォーリズ建築』