『SUD』杉山茂太

 氏の愛車ホンダ S6クーペ。 四日市〜名古屋のドライブは楽しいことばかり、Yさん覚えているかしら。

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 中部学生写真連盟高校の部でお世話になった杉山茂太について、竹葉丈は『「写真の都」物語』展のカタログで、「周囲の高校生に新しいテーマと表現方法を提示して見せた。杉山の表現はどこかスタイリッシュに映り、後輩からの信頼を集めていた」と書いている。

杉山茂太の写真集『6月』

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「私写真」については、集団撮影行動の総括をきちんとつけてからだねと…… 竹葉丈

氏の愛車ホンダ、S6クーペ、撮影地は鈴鹿峠だったか。拙宅にも来られましたな。

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ご自宅の書棚には、眼福の写真集が並べられていた。→  https://manrayist.hateblo.jp/entry/2024/01/20/060000

「集団撮影行動とは何か──全日本学生写真運動資料解題」at 名古屋市美術館

白川公園 13:11

名古屋市美術館 2階 図書室

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竹葉丈による表題のコレクション解析学を聴講。


 昨年末の19日から始まった常設展示『抵抗と模索─<全日本学生写真連盟> 写真運動の展開』 は、3部構成と聞いていたが、IとIIが濃くなりすぎて解題当日になってしまったようである。共同制作から集団撮影行動に移行していく学生たちのうねりを東松照明と福島辰夫というキーパーソンとの関連から、写真集を中心として具体的に解説される興奮する内容だった。その中で『足ぶみ飛行機』のテキスト部分をガリ版刷りして配布したS氏の活動を見直した。赤い表紙の一冊の背景に改めて、熱気があったと思うのです。人間がいるのですな。

 『状況1965』『状況1966』から『10・21とはなにか』『69 11/13-17 佐ト訪米阻止斗争』へと続く匿名性とアレ・ブレ・ボケの写真は、「警察の証拠写真」とならないような加工などからもプロボーグの作家に先んじた行為ではなかったか、東松が報道写真をやめた伏線、いわゆる名取との論争も明かされた(私案)。竹葉は「はっきりした意図を持って、写真を複数で提示すれば、それは単写真の持つ音量をさらに増幅する。このような群れとしての写真を、ぼくは名取氏のいう組写真と区別するために、"群写真"とよびたい。群写真はマッスとして、星雲状の塊として提示した状態をいう」(組み写真から群写真へ、1970年)と東松の発言を引用し、東松のその後の活動を示唆している。なるほど、そうでっしゃろね。


 上掲のスクリーン写真ではないけど、小生が1969年に栄、広小路、名古屋駅などで撮影した7点のシルバープリントが、同館の所蔵となっている。ヴィンテージプリントといえるのかしら、ありがたいやら、恥ずかしやら、困惑しきりです。

名古屋再訪 撮り鉄

 2月24日(土)

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クモハ85-109
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 前回、作鉄氏と車影から「あれはなんだい」と話題に出た新型車をパチリ。これはキハ85系の後継車種でJR東海のハイブリット式特急形気動車(HC85系)だった。エンジンは1両あたり1台、ドア開閉時のアイドリングストップ機構、振動制御も複数使用。外装も「まろやかさと艶のある質感」でお洒落、2023年のブルーリボン賞受賞車。

中央本線鶴舞駅手前で315系電車と交差。先日の二段目パチリを参照されたし。→  https://manrayist.hateblo.jp/entry/2024/02/14/180000

名古屋古書会館「倉庫会」即売会二日目に参戦、成果〇でした。その後、上前津で絵葉書など物色。

菱屋のP-6

京都島原大門前のあられやさん「菱屋」のご主人は著名な撮り鉄氏。先日、お使いに出かけたところ阪急電車(新京阪鉄道)の名機P-6(デイ100)の写真が飾られていた。これは1927年登場の本格的長距離高速電車、カッコイイ。

「うすばね」美味しおすな

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写真の134号(1929年、川崎造船所製付随車501号改造、改番)は1972年12月廃車

小生も同形式車をパチリしたことがあります → 

https://manrayist.hateblo.jp/entry/2020/09/15/060000

想像のラ・コスト村とサドの城

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時計塔越しに望む南仏プロヴァンス 2021年10月(グーグルストリートビューから引用)

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マン・レイが撮ったラ・コストの城辺り(写真集Man Ray TRESS+FLOWERS- INSECTS ANIMALS by STEIDL pp.224-225)

安井仲治展 チラシ at 東京ステーションギャラリー

表面

東の友人が『安井仲治』展のチラシを送ってくれた。東京ステーションギャラリーで23日(金)〜4月14日(日)迄の期間。生誕120年を記念する大規模企画で「僕の大切な写真」と副題がついている。チラシの表面は二種類あるようなので、どちらもアップさせていただいた。2005年に名古屋市美術館で大回顧展を拝見していらいの20年ぶり展覧、新しい刺激がもらえるだろうと期待したい。

 尚、東京での展示は愛知県美術館(2023年10月6日〜11月27日)、兵庫県美術館(2023年12月16日〜2024年2月12日)と続いた最終会場と聞く。個人的にチラシは東京のものが一番分かりやすいのではないかとの印象を持った。

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裏面

薫るバター サブリナ

こちらも若い女友達からの頂きもの。「フランスのシャラント地方で作られた上質なバター」を使用されているそうです。よく知られるエシレー(ÉCHIRÉ)のバターもこの地方に近かった記憶、ボルドーの北、行ったことはありません(ハハ)

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サブリナ

パルミエ(チョコがけ) 冬期限定

ボンジュール パリ by ラ・メゾン・デュ・ショコラ

先日、若い女友達からお洒落なパリのショコラを頂戴した(義理チョコですな)。

 

左上からダークガナッシュ入りのアーモンドペースト、カシューナッツのミルクプラリネ、イチゴのピュレを用いたダークガナッシュ、ブレーンダークガナッシュ。美味しいパリジャン体験になります……

それぞのお味は、パリ市内一等地のメゾンを象徴するお味だそうです。パリへ行きたい、とりあえずはグーグル・ストリートビューのお世話になりますねん。

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ラ・メゾン・デュ・ショコラの店舗に印を付けました。

 

225 Rue du Faubourg Saint-Honorè, 75008 Paris Juin 2022

52 Rue François 1er, 75008 Paris Mai 2022

8 Bd de la Madeleine, 75009 Paris Décembre 2022

19 Rue de Sèvres, 75006 Paris Juin 2022

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グーグル・ストリートビューから引用させていただいた。感謝申し上げます。

『MON SADE』第2章

2月4日(日)まで京都市内で催された「マルキ・ド・サド侯爵」に関する展覧会のプレビューを本駒込の画廊・ときの忘れもののブログに「ラ・コスト村の時計塔」と題し寄稿させていただいた。皆様の琴線にふれる展覧会だったと思うので、見逃された方にも読んでいただけると嬉しい。
 →  http://blog.livedoor.jp/tokinowasuremono/archives/53534382.html

 

半世紀ぶりに勉強させていただいた。サドがマン・レイにとって精神的な父である理由が分かったような……。下図は画家による『D.A.F. ド・サドの想像的肖像』(1938年)色彩が再現されていないのが惜しい。

ジルベール・レリー『サド侯爵』澁澤龍彦

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ルイジアナ美術館(オランダ)『マン・レイ展』特集の表紙、こちらはカリフォルニア時代のマン・レイが描いた再制作(1940年)。