The Light of Ireland展

 朝から本番用紙に印刷して写真の仕上がりをチェック。縦位置写真は面積が大きいので解像度を上げないといけない。それと、Photoshopで修正を加えたものが悪い。再スキャンが必要な写真が数点できてしまった。
 昼前に外出、木屋町蛸薬師西入るの大黒屋で蕎麦を食す。昔のままに水車が回っている、ここでは「あんかけ」が好きなんだけど、今日は「ざるそば」を頼む。ツルツルっと運ぶと水を食べる感じだね。きりりとしまった蕎麦の先につゆを付けて、二口目。幸せを感じる。井戸水はどう走っているのだろう、ここは水の都だな。最後に朱塗りの角湯桶から、そば湯をそそぎ、温かさを楽しむ。水と人の繋がりに感謝。お店は繁盛されている様子。
 京セラ・コンタックスサロンで徳永數生の写真展を拝見し、ジュンク堂、メディア・ショップと回り新刊などを手に取る。その後、ブラブラと三条通りを西に歩いてイノダコーヒー本店へ。連休最終日で通りまで人が並んでいる、およそ25人。ガーデン席が空くのを待って、アラビアの真珠。坂川栄治の「写真生活」を読む。最初の写真集がダイアン・アーバス、もう一冊がロバート・フランクとあるから、わたしと、パラレルだな---わたしは、先の一冊を高尾書店、「私の手の詩」は神戸の後藤書店で入手したっけ、坂川氏も1952年のお生まれ、一度、お話をしてみたい。気持ちの良い午後の時間、噴水から落ちる水音を聞きながら、わたしの本の事を考えた。
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 夕方、若い友人と待ち合わせて、京都写真クラブ会員の金井杜道さんの写真展を拝見しに、銀閣寺道のエグザイル・ギャラリーへ出掛ける(11月3日から30日まで、電話075-706-2801)。画廊オーナーの西澤豊さんも京都写真クラブの会員なので、画廊には知った顔がいくつも。地階のメイン・スペースに並べられた写真は、冬のアイルランドの風景が荒々しい水の表情としてとらえらている。水と光は似合うな。モノクロ写真の魅力をひさしぶりに楽しんだ。展覧会は一緒に撮影旅行した松井洋子さんとの二人展で、彼女のカラー写真も素晴らしい。http://www.ne.jp/asahi/matsui/yoko/exhibition.html
 しばらく歓談し、お酒を少々。それから、5系統のバスで河原町へ戻る。岡崎公園などを抜けながら、橙色に照らされた店の明かりが不思議な感じ。三条河原町で下車し人があふれる木屋町を路地に入って一養軒を訪ねるも振替休業でクローズ、しかたがないので、先斗町河原町とブラブラ。若い友人が贔屓にしているタイムピース・カフェの4階に上がり、ビールと軽食。世間話をいくつかしてから帰宅。良い気持ちで眠くなってしまった。