丸善京都本店オープン


京都BALビル地下2階 丸善京都本店洋書棚
河原町蛸薬師から撤退した丸善が10年ぶりに戻ってくると云うので、京都BALビルに出掛けた(21日、グランドオープン)。丸善には高級店のイメージがあるが、地下1・2階の店舗は、以前のジュンク堂と変わらない印象(両社は統合されている)。どうも、特色がない、ファンとしては四条通りのジュンク堂京都店との差異を期待したい。和書100万冊、洋書7万冊と宣伝しているが、わたしの関心領域とはフィットしませんでした。丸善特製の文房具も見当たらないし、先日、ルクアイーレの梅田蔦屋書店を楽しんだ身には、不満が残ります。美術書も文学書も専門店に行かなくちゃダメなのかしら---ダダ・シュルレアリスムに特化したファンでは相手にしてもらえません。
 丸善には良い思い出を沢山持っているのだが、表面的な社歴紹介と梶井基次郎つながりばかりで、商品構成に「モダン」を感じる事は出来なかった。合理的な東京資本では許されないだろうが、文化発信のできる画廊や、稀覯本などのコーナー、SNSによる交流などがあったら良いと思う。京都BALビルに関して個人的には5階の無印良品の再開を喜んだ。若い人達は6階のロンハーマンに関心をお持ちのようである。
 蒸し暑い午後、涼を求めて祇園町をブラブラ、川の流れはよろしおす。

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祇園白川 巽橋附近