ル・コルビュジエの絵葉書

急に寒くなりマフラーを巻いて通勤---つい先日までの暖かい日差しが恋しいなんて思うのは軟弱なんだけど。それで、10月の後半、ル・コルビュジエの仕事を訪ね、仏蘭西を旅行された友人が、毎日書いて送ってくれた絵葉書を取り出した(10月23日から11月1日の10枚)。

10.5 × 15 cm. 10月23日 サヴォア邸 「見れば見るほど美しいたたずまい、中のデザイン、色使いなども、うなるほかない出来で感激しました。」

10.5 × 15 cm. 10月26日 ロンシャン礼拝堂 「外見の(異様とも言える)ボリューム感に対して、内側(堂内)は詩的な静寂さと光の見事なハーモニー(シンフォニー)でした。」
友人には旅行前に、「絵葉書を送ってくれたら嬉しいね」と伝えていたのだけど、毎日、送ってくれる心遣いと情熱に深謝。こちらは、まとまった海外旅行など許されない籠の鳥の会社員、帰宅する度に届いた絵葉書を手にし、仏蘭西への思いを馳せた。現地へ行かないと判らない建築作品、美味しいワインと美しい仏蘭西女性に囲まれているだろうなと、こちらの妄想は膨らむばかり。こんど会ったら、いろいろ聞かねばならない。