枝垂れ桜の別名で

「糸桜」と云うのは「枝垂れ桜」の別名だそうで、「染井吉野」よりも開花は一週間程度早く、枝が柳のように垂れ下がった桜の中でも、特に糸を垂らしたような姿をしているので、こう呼ばれたようである。ウィキから糸桜を詠んだ二首「ゆきくれて雨もる宿や糸ざくら」(蕪村)、「ほころぶや尻も結ばぬ糸桜」(野々口立圃)---さらに、ウィキによると「尻も結ばぬ糸」と云うのは諺で「《端を結ばない縫い糸の意から》締めくくりがないこと、しまりのないことのたとえ。」だそうです。性格も一致しており、小生の本造りはこれですな。今日は雨になっております、孝明天皇と与謝野蕪村だけにしておきましょうか。

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近衛邸跡