in『モダン建築の京都』展 2021.9.25-12.26
龍谷大学大宮学舎(本館・北黌・南黌) p.279 竣工: 1879年 構造: 本館--木造石貼り地上2階、北黌・南黌--木造地上2階 設計・施工: 不明
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2021.11 本館 正面
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龍谷大学の大宮学舎はテレビでよく観ていましたが、実際に拝見するのは初めて、これも『モダニズム建築の京都』展のおかげです。
カタログによると、明治初期の「廃仏毀釈により衰退した仏教寺院が、西洋文化を積極的に取り入れることで再興を試みた一例」とあり、元は西本願寺の教育機関と学生寮だったと云う。同志社の礼拝堂が建てられるより7年早い事など、時代の移り変わりを思います。
本館 裏面
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北黌(ほっこう)
龍谷大学は1639年に西本願寺13代宗主良如が設立した教育機関を起源とし、建学の精神は「真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする人間の育成を目指す」ところにあるとされる。
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西本願寺・唐門 檜皮葺唐破風四脚門 2021年10月、2018年からの修復工事(素屋根建設、屋根葺替、漆塗、彩色、錺金具、基壇)を経て、桃山時代の絢爛豪華な装飾彫刻が蘇りました。これ、龍谷大学の隣です。