京都府庁旧本館

in『モダン建築の京都』展 2021.9.25-12.26f:id:manrayist:20211121132430j:plain2021.11 京都府庁旧本館 pp.38-41 竣工: 1904年 煉瓦造一部石造、天然スレート葺き屋根、正面および背面車寄付 地上2階、一部地下 設計: 松室重光、久留正道、一井九平 施工: 三上吉兵衛 作庭: 七代目小川治兵衛。 ルネサンス様式を基調としてマンサード屋根等にネオ・バロック様式が認められる。庁舎と議事堂は一体化したロ字型平面、中庭は西欧風整形式庭園となっている。建築当初の姿を留め用途も現役であるなど、同府庁の存在意義は極めて高い。1997-99年にかけて屋根全面葺替工事(総工費約7億7,600万円)、内装修復の他、旧議場の復元等を経て2014年11月に創建時の姿に蘇っている。

f:id:manrayist:20211121132444j:plain南側階段吹抜け

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f:id:manrayist:20211121132508j:plain正庁二階テラス越しに釜座通りを望む

f:id:manrayist:20211121132520j:plain旧議場 シャンデリア等復元

f:id:manrayist:20211121132531j:plain中庭 容保桜の他に円山公園の孫桜(写真では枝の先端のみ)や五条大橋の石柱が置かれている。

 

[ときの忘れもの拙稿] 『小さなカタログ、見上げる建築』 『親しげなヴォーリズ建築』