国立西洋美術館-1


 上野公園の国立西洋美術館は、著名なル・コルビジェの設計で1959年開館、ベースは松方幸次郎コレクション。1910年代にヨーロッパで収集、第二次大戦によって、フランスに敵国人財産として没収されたものを、戦後「寄贈返還」を経て、ひろく、我々日本人に公開、開館当初の松方旧蔵品は370点と聞く。以降、「中世末期・ルネサンス期以降、20世紀初頭までの西洋絵画・彫刻作品」を収集。本館はコルビジェ作品として、世界遺産登録の対象となっている。小生、初めて入館しました。素晴らしいですね──シニアに優しいですもの(笑)

 ウィキによると松方幸次郎(1866-1950)は、鹿児島生れ、川崎造船社長、政治家、美術収集家として知られ、エール大学、ソルボンヌ大学卒業。

右端 ドメニコ・プリーゴ『アレクサンドリアの聖カタリナを装う婦人の肖像』(1520年代)

右端 ニコラ・ラクレ『眠る羊飼女』(1730年頃)

フランク・ブラングイン『松方幸次郎の肖像』(1916年) 寄贈

左から、ティツィアーノ・ヴェチェッリオと工房『洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ』(1560-70年頃)、ティントレット『ダヴィデを装った若い男の肖像』(1555-60年頃)、パオロ・ヴェロネーゼ『聖カタリナの神秘の結婚』