十二月十四日

 今年の顔見世演目に忠臣蔵外伝から『松浦の太鼓』が出ている。物語は「師走の両国橋で、俳人宝井其角赤穂浪士の大高源吾が再開すると、源吾は其角の『年の瀬や』で始まる句に続けて『明日待たるゝその宝船』と句を残し、立ち去ります。翌日、吉良邸の隣家に住む松浦鎮信は、未だ仇討ちをしない赤穂浪士に苛立ちを募らせていましたが、句会に招かれていた其角から源吾の残した句を聞くと、その意味を思案します。そこへ隣から陣太鼓の音が聞こえ、松浦候は赤穂浪士の討ち入りを悟り、助太刀に向かおうとしますが……」泣けますな。

 第二部(午後二時十分開演) 二幕三場 宝井其角歌六、大高源吾を獅童松浦鎮信仁左衛門 他のみなさん。

 

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2017年にも紹介しました。→ https://manrayist.hateblo.jp/entry/20171214