8日(木) ミラノのドゥオーモ  

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 通りを進んで広い空間に出た。ミラノのドゥオーモは聖母マリアに捧げられた世界最大規模のゴシック建築(全長158メートル、幅92メートル、高さ108メートル)の大聖堂で、正式名はサンタ・マリア・ナシェンテ教会。1386年の起工から500年以上の歳月を掛け造られた同市を象徴する建物で、135本の尖塔、2245体の聖人像で飾されている。

 

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内部は五廊式身廊と三廊式翼廊が交差、巨大な石柱が立ち並び天井が高く、空間を広く見せている。天の神に導かれるのですな。

後陣の大窓にあるステンドグラス。当時、識字率の低い信者に聖書の物語を伝えたという。

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手荷物検査を経て入場。9時30分予約のチケット、8ユーロ。  隣接するパラッツォ・レアーレとの共通券で、そちらではヘルムート・ニュートンやビル・ビオラの展覧会が催されているようだった。

[メモ] ドゥオーモ(Duomo)は、イタリアでの街を代表する教会堂(通常は司教座聖堂)で、街がカトリック教会の教区を構成することから、中心となる教会の聖堂にあたると解する。英語のドーモはまるい屋根、ドイツ語ではドーム、または、ミュンスター