12日(月) サン・ピエトロ大聖堂 -1 クーポラ


 身廊に誘われるとクーポラを見上げてしまう。── 足をなくし(地から離れ)魂を浮遊させる空間、恐ろしく広い。中央の大きなドームを四方の小ドームで囲む集中式の聖堂プランはミケランジェロ、どれももがあまりに高く、目眩がしそう、パチリしたクーポラを見直しても、目がクラクラ、加齢によるのかしら。

 

[メモ]

 サン・ピエトロ大聖堂は創建324年、使徒ペトロの墓所を祀る聖堂が起り。現在は二代目にあたり1626年完成。世界最大級の教会建築、床面積23000㎡。ルネサンスの巨匠ラファエロミケランジェロを経てベルニーニに至り整えられた。異教徒としてはキリスト教の偉大さを示すためには巨大で荘厳、装飾の豪華さが必要だろうと勘案。京都市内の宗教施設も同列といえるが、民度の高い日本は過剰さから遠く「上品」ですな「エッヘン」