9日(金) サンタ・ルチア駅

● ヴェネツィアの玄関、サンタ・ルチア駅は広く、朝いちの撮り鉄には最高。しかし、夢中になってのパチリは事故のもと「奥様の監視が必要」と、理解しております。朝散歩には目論見があった訳ですな。ゴメンなさい。
 1960年代からの名古屋在鉄道ファンとしては、名鉄パノラマカーが手本としたイタリアの前面展望高速電車セッテベッロのDNAが引き継がれていないか確認したいと、構内に入ります。

 

4番線 7時5分発 ナポリ行き高速列車イタロ ETR675(後期型 2017年運行開始)。 車両はトレニタリア(旧イタリア国鉄)と競合する民間鉄道会社NTVが所有、同社はフィアットの会長などが出資した鉄道事業者で、フェラーリのデザインセンスが随所にひかる。ローマ、ミラノ、ヴェネツィアフィレンツェナポリを結ぶ観光路線に特化、停車駅も少ない。

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10番線 8時1分発 ウーディネ行き 2階建近郊用車両 ロック。車両製造はイタリアの日立レール。同社は日立製作所が買収したアンサルブレーダを前身とする世界企業で、トレタニア向けに「ロック」(受注時名称カラヴァッジオ)などを製造。 

8番線 E464機関車(E464.636)  1990年代に開発され2000年から運用された近郊用軽量客車牽引電気機関車 イタリア初の自動連結器をそなえ、車体側板は銅とアルミ製。

中距離中央扉客車、先頭に微流線型制御車。1979年デビュー、1981年運用開始、最高牽引速度160km/h 製造1408両。秩父路号氏のブログから引用させていただいた(7月11日)。→ 

http://www.uraken.net/world/wrail/italy/MDVC.html

(右)1番線 7時1分発 トリエステ行き E464機関車(E464.319)  

正面にサン・シメオーネ・ピッコロ教会

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 新旧入り交じっての車両群、詳細は分かり次第、追記いたします。