10日(土) ピサの斜塔でクルクル、酔いますな。


 ウィキによると「16世紀末、斜塔の頂から2つの重さの異なる石塊を落とす実験が、ガリレオ・ガリレイによって行われたとされる故事は、弟子のヴィンチェンツォ・ヴィヴィアーニの創作とする研究者が多く、実際には斜めに置いたレールの上を、重さが異なり大きさが同じ球を転がす実験だった」という。でもね、ピサで生まれたガリレオ(1563-1642)が、したと想像するのはロマンでよろしい、レールではダメなのよ、撮り鉄は特に思います。

 斜塔(鐘塔)は1173年に着工するも3層まで進んだ時に沖積層部分に地盤沈下が起こり傾きはじめ、工事中断後反対方向に傾斜を修正しつつ、高さを当初計画の100mから55mに下げ(工期は3回に及ぶ)完成したのは1372年だという。

 ロマネスク様式の上にゴシック様式が載る。8層、最上階のみ鉛直、円筒形の外周17m、内部空洞、総重量14000トン、階段296段、現在の傾斜約3.97度 (1990年から2001年の工事によって約5.5度から修復、見学も認められるようになった。定員制、制限時間15分)。

 

奇跡の広場 海が近い。ギャラリースコープで遥か西を見るもリグリア海の彼方ジェノヴァまでは確認できなかった。ピサは紀元前から続く港湾都市、人口約9万

隣接するサッカー場、かっては斜塔の最上階から声援をおくったと聞く。

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イゴール・ミトライ作『堕天使』2012年。彼女は1944年生で2014年に亡くなられたポーランドの美術家。トルソー(胴体だけの彫刻)に関心があり古典彫刻がこうむった損傷を強調する仕事のようだ。

 

[メモ]

地元のサッカーチームA.C.ピサのサイトは → 

https://pisasportingclub.com/