10日(土) ピサの洗礼堂と大聖堂

9:13 踏切で通過待ち、どちらから現れるか、タイミグを逃しました。

「朝が早いのとお天気が悪いのとで、少女スリ団が現れませんね、それともコロナ禍の観光客激減で彼女たち、絶滅したのかしら。技術が引き継がれなかった。未成年じゃないと仕事できないから」とガイドさん。「バスの駐車場から斜塔までの間を一日に何回も往復しカモを見付けていたらしく、良い稼ぎになる」という。

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手前のサン・ジョヴァンニ洗礼堂は1153年起工。厳格なロマネスク様式の上に壮麗なゴシック様式が載る。後方、1063年から建築が開始された大聖堂の正面は「灰色や黒色まじりの白大理石、扉口は円柱で区切られ、上部は開口部のないアーチの連なりで列柱装飾はロマネスク時代ピサ様式として近隣に広まった」。ここの身廊天井から下がった大きな吊り灯明で、ガリレオは「同じ長さの場合、大きく揺れているときも、小さく揺れているときも、往復にかかる時間は同じ」という振り子の法則を発見したと伝えられている(ウィキでは、この逸話を不明としている)。

 

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ピサの斜塔と大聖堂(ドゥオーモ)

 

[メモ]

 外壁は中央イタリア建築に特有の色が異なる大理石による水平縞模様。石柱の半円アーチなどと対照的でリズム感を醸し出す。